2011年1月8日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート350

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート350」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)2階の下駄箱の前で曰く、「『“こ”の一番』は・・・すでに確保されているな!よし! ・・・私はいつもの『“あ”の一番』に入れるぞ! ・・・あっ!・・・すでに使われている。 ・・・誰だ俺の専用の番所を使っているのは?」

神北、仕方なく『“こ”の二番』に入れて学而の間に向かった。
学而、先進の間から、襖を通して子貢(しこう)の話声がもれてきた。

神北心の中で叫んで曰く、「だめだよ、子貢さん。 話声がもれているじゃないですか!」

子貢曰く、「先生の下足札は、『“い”の一番』です。 私が預かっています。 回(かい)さんの下足札は何番ですか?」

顔回(がんかい)曰く、「私は『“か”の一番』です! 私の『“か”の一番』と先生の『“い”の一番』を合わせると『か』『い』『いい』です。」

子貢曰く、「回さんも案外縁起をかつぐんですね!」

顔回曰く、「いいえ! 縁起はかつぎませんよ。 ただその方が気分がいいだけです。 それで子貢君は何番ですか?」

子貢曰く「私は『“あ”の一番』です。」

顔回曰く、「子貢君はその番号にこだわっているようですね!」

子貢曰く、「はい、『“あ”の一番』で『あ』『い』です。 私は愛が一番大切なものだと思っています。 ですから、この番号は、私にピッタリです!」

子曰く、「愛か! 子貢の愛とは何かね?」

子貢曰く、「仁愛です!」

その話を立ち聞きしていた神北が、ふすまの向こうで曰く、「神北です。 先生、回さん、子貢さん、遅くなりました。」

子曰く、「おお、神北、待ちかねたぞ! 入ってきなさい。」

神北曰く、「入ります。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月7日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート349

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート349」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)は、「論民」の玄関を開けた。

従業員一同曰く、「イラッシャイマセ~!」

神北曰く、「店の中は暖かいねぇ~」

バイザー京華(きょうか)曰く、「神北さん、皆様2階でお待ちですよ!」

神北曰く、「ああ、ありがとう! 京華さんに頼みがあるんですが、今少し時間をちょうだいしてもよろしいですか?」

バイザー京華曰く、「はい、なんでしょうか?」

神北曰く、「もう少ししたら、子路(しろ)先輩が来ます!」

バイザー京華曰く、「はい、子路さんが来られたら、2階へ通せばよろしんでしょう?」

神北曰く、「はい、そうですが、子路先輩は、先生と私共がここに来ていることを知りません。」

バイザー京華曰く、「はい・・・?」

神北曰く、「それで・・・私達が来ていることを言わないでほしいのです。 ・・・その代わり、こう言って下さいませんか!」

バイザー京華曰く、「はい、どのように・・・?」

神北曰く、「『子路さん! 素敵な方が30分ほど前より2階の先進の間でお待ちですよ。』・・・これだけ言って下さい! 後は、余計なことは言わないで、2階に誘導をお願いします。」

バイザー京華曰く、「はい、『子路さん! 素敵な方が30分ほど前より2階の先進の間でお待ちですよ!』・・・ これだけ言えばよろしいんですね。」

神北曰く、「はい、そうです。 京華さん、上手いものですね。 まるで女優の鈴木京香のようです。」

バイザー京華曰く、「まぁ! 神北さん、相変わらず本当の事言うんですね!」

神北曰く、「では、よろしくお願いします。」

バイザー京華曰く、「はい、任せて下さいな!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月6日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート348

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート348」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「やっぱり寮母は、俺に気があったんだな! ・・・これって、やっぱり本物の男の中の男の魅力に惹かれたってことだ! まぁ、当然のことだ! ・・・この子路様のいわゆる『恕の心』ってやつに参ったんだな。 ・・・寮母と二人きりなんて・・・ 何の話かなぁ~? あ~あ、鼻の下が伸びる~ぅ。 そうだ、寮母が喜ぶっものをプレゼントをしたら・・・ もう決まりだ・・・うっしっし・・・」

ナレーターの天風です。
諸君、男ってのはどうしてこうなのでしょうかな!
所は変わって、神北(かんぺき)のフェラーリ馬車の車内であります。

神北曰く、「上手くいったねぇ~。 しかし、あの寮母さんには驚いた! 学生時代に演劇部で、元劇団『五季』にいたとは・・・ さすが、女優さんだけあるね! これで手はず通りだ。 ・・・ところで、子路先輩は、バカだねぇ~。 しかし、何か可愛そうな気もするなぁ・・・ 『実は寮母さん、しかじかこういう訳で・・・ 子路さんに“論民”に来るようにお誘いして下さいませんか?』とお願いしたら、『いいですよ!』と一つ返事で引き受けてくれたと思ったら、『私、子貢(しこう)様のためなら、一肌でも二肌でも脱がせて頂きます! だって、子貢さんは、キムタクとペ・ヨンジュンとイ・ビョンホンと明石家さんまちゃんのいいとこ全部持ってるイケメンだもの! 私、子貢さんの隠れファンなんです。』と言って頬を赤らめたんだ。 俺は正直、複雑な気持ちだったよ・・・ 子路先輩のことは、全く眼中にないらしい。 先輩もお気の毒に・・・ まぁ、大人の男女の色恋とは、いくつになってもこんなものかねぇ・・・ 不思議なものだよ!」

神北が愛車のフェラーリ馬車に乗って、居酒屋「論民」専用駐車場に着きました。

神北曰く、「おっ! この馬車は、子貢さんの愛車のベンツですねぇ~ ボディーはオールホワイトでゴールドのバンパー、ナンバーが『11-0105』、『イイオトコ』とは・・・ 成り金の子貢さんらしく、趣味が悪い。 私の真っ赤なフェラーリと並んだら、『紅白イイ男合戦』になっちまう! 本人は、白馬に乗った王子様気取りでいるのかねぇ~」

ドアから出て、神北曰く、「う~サブサブ! 今夜はやけに冷えるなぁ~ 風邪引かないように気をつけよう!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月5日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート347

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート347」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

ここは、孔子寮の子路(しろ)の部屋であります。

子路曰く、「“子路ちゃん、電話よ♡”(子路の携帯の着信ボイスです。) 何だ、寮母から、俺の携帯に電話が入るとは、珍しいこともあるもんだ。」

(寮母)「もしもし、子路ちゃん! 私!・・・私! 誰だかわかる?」

(子路)「なんだよ、オレオレ詐欺の女バージョンかよ? 『私』のその正体は、寮母じゃねえか。 何の用だ! 携帯に電話なんか滅多にかけてこないくせして、『私! 私!』とは、何だよ! 気持ち悪いぜ!」

(寮母)「ごめんね、子路ちゃん。 いつも寮にいて、子路ちゃんの顔を見てるから、あらためて電話なんかする必要なかったの!」

(子路)「俺に何か用件があて電話したんじゃないのか?」

(寮母)「ええ、そうなの・・・ 子路ちゃんに折り入って相談にのってもらいたいことがあるの。」

(子路)「俺に相談? 何だよ言ってみろよ!」

(寮母)「子路ちゃん、私は、電話じゃなくて、子路ちゃんと二人っきりで子路ちゃんの顔を見て話をしたいの。」

(子路)「じゃ、すぐ下に降りて行くよ! 寮のキッチンでテレビ見て、せんべいでもかじっているんだろう?」

(寮母)「子路ちゃん! 寮ではまずいの! どうしても子路ちゃんに大切な話を聞いてほしいの・・・ ねぇ、お願い! 子路ちゃん行きつけの居酒屋で待っているから、どうしてもそこに来て、私の大切な話を聞いてくれる?」

(子路)「大切な話って何だよ! 今、言えよ。 気になるじゃねえか。」

(寮母)「恥ずかしくて言えないの・・・ そこへ来たらね、子路ちゃんに・・・」

(子路)「何だよ、もったいつけやがって・・・ わかった! いつもの居酒屋は『論民』だな!」

(寮母)「そうよ! 『論民』で、PM7時30分に待っているわ! あっ、ごめん、私、『論民』の2階の座敷の部屋を予約しておくからね! 必ず7時30分に来てね! 子路ちゃんのこと、私待っているから・・・」

(子路)「お前にそこまで頼まれちゃな。 必ず、行くよ! 男の約束だ!」

(寮母)「子路ちゃん! 必ず一人で来てね。 男と女の約束よ! 私、子路ちゃんが来るまで、ず~っと待ってるからね。」

(子路)「わかった、わかったよ。 じゃあな。 (ガチャン!)」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月4日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート346

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート346」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)が居酒屋の玄関の引き戸を開ける音、ガラガラガラガラピシャッ!
店内から従業員の声が響く。
「イラッシャイマセ~!」

顔回、孔子先生を先導して曰く、「先生、こちらです。 どうぞ・・・。」

子曰く、「では、失礼します。」

バイザー京華(きょうか)曰く、「ようこそいらっしゃいました! どうぞ中の方へ・・・」

子曰く、「おじゃまします。」

バイザー京華曰く、「回さん・・・、2階の先進の間と学而の間へどうぞ!」

顔回曰く、「はい、先日の部屋ですね。」

バイザー京華曰く、「はい、そうですよ。 間仕切りを取ってありますので、どちらからも入れます。 下足札を忘れないように・・・」

顔回と孔子先生、二階に上がる。
遅れて子貢(しこう)も上がって曰く、「先生の履き物は、私がお預かりします。 どうぞ上がって下さい! それと回さん、『“こ”の一番』は、子路(しろ)先輩に空けておきますので、下足札だけ抜いて下さい! 神北君に空けてくれるように念を押されましたから・・・」

顔回曰く、「はい、了解しました。」

子貢曰く、「先生は、『“い”の一番』の下足箱に預お願いします。」

顔回曰く、「了解しました。 私は、『“か”の一番』にします。」

子貢曰く、「先生、こちらの部屋です。」

子曰く、「はい、ありがとう!」

子貢曰く、「先生と子路先輩と回さんのお帰りの際の車の手配を済ませたそうです。 神北君も間もなく来ます。」

顔回曰く、「子貢君も神北君も手際がいいですね!」

子曰く、「子貢よ! 子路は間違いなくここに寄るかね?」

子貢曰く、「先生、御心配なく! 神北君が手はず通り計画を実行したとのことです。 必ず先輩は、先進の間にPM7時30分に来ます!」

子曰く、「ほう、自信があるようだね!」

子貢曰く、「はい!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月3日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート345

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート345」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)独り言をつぶやいて曰く、「子路(しろ)先輩が怒って、バーミヤンの店員さんに、『かけラーメン十杯分をバケツに入れて持って来てくれ』って言ってたなぁ~ あの頃が懐かしいなぁ~」

突然、論民の玄関が開いて曰く、「お客さん、店の前でずっと立ってないで下さい!」

顔回答えて曰く、「はい、申し訳ありません。 ここで友人と待ち合わせしたもので・・・」

バイザー京華(きょうか)曰く、「あら、顔回さんじゃないですか! そんなとこに立ってないで、お店に入って下さいな!」

顔回曰く、「7時の約束なので、まだもう少し時間があります。 差支えなければ、表で待たせてもらいます。」

バイザー京華曰く、「寒いですから中に入って下さいな! 孔子先生をお待ちなんでしょう?」

顔回曰く、「はい、先生と子路先輩と先日おじゃました子貢(しこう)君と神北(かんぺき)君です。」

バイザー京華曰く、「回さんは、律儀なんですね! では、時間になりましたら、入って来て下さいな!」

顔回曰く、「はい、そうさせて頂きます。」

そこへ、孔子先生を乗せた子貢の三百馬力のベンツ馬車が止まった。

顔回曰く、「子貢君、愛用のベンツ馬車だ! 先生もご一緒だろう!」

顔回は、馬車の駐車場に駆けて行った。

子貢が馬車のドアを開けて曰く、「先生、着きました。」

子曰く、「御苦労様! 子貢、先ほど店の前に回がいたが・・・」

顔回駆けよって来て曰く、「先生! 先生!」

子曰く、「おう回よ。 もう来ていたのか? 私の来るのを外で待っていたのかね!」

顔回曰く、「はい、先生の来られるの待っておりました!」

子曰く、「店の中で待っておればよいのに・・・ さむかったであろう。」

顔回曰く、「先生を待っている間にあれこれ考えておりました。」

子曰く、「ほう、相変わらずだな! 回よ、今日は、子路の永年の慰労を兼ねてのごく内輪の跡目襲名の祝いだ!」

顔回曰く、「はい、先生、ありがとうございます。」

子貢曰く、「回さん、おめでとうございます! ここでは寒(さむ)ございます。 先生に風邪をひかれても困ります。 立ち話もなんですから、まずは、お店の中に入りましょうよ!」

顔回曰く、「そうですね! では、先生、こちらです。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月2日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート344

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート344」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)独り言をつぶやいて曰く、「私は、子路(しろ)先輩の何故“かけラーメン”なのかの話を伺って、出されたラーメンを食べました。 何と言うおいしいラーメンだったことか! 私の胸に熱いものがこみ上げて来て、涙と鼻水がこぼれてラーメンの汁に混じっていました。 先輩の『幸せの味がする』とは本当でした。 私にとって、心まで温まる生涯忘れることが出来ない幸せの味です。 次に出されたのが、チャーハンです。 この味も忘れられません。 涙をこぼしながら、一気に平らげました。 その次が焼き餃子一皿10個入りです。 餃子の上に醤油とラー油をたらして、一気に食べました。 食べている私を見て先輩は、『おい、新入り、幸せの味がするだろう! うまいよなぁ~ 幸せだよなぁ~』と声をかけてくれるんですよ。 しかし、先輩は、私の食べるのを見ているだけです。  (顔回)『子路先輩は、食べないんですか?』と聞いたんです。 先輩は、『俺は、いらない! 腹減ってないからな! 新入りが食べるのを観察しているほうが面白いね!』と言っていました。 次に出てきたのが、四川風ピリ辛マーボ豆腐でした。 これも美味しかった。 ペロッと平らげてしまいました。 次に出てきたのが、キャベツと豚肉の辛味噌炒め、ホイコーローでした。 これもペロッと平らげちゃいましたよ! さらに次に出てきたのが、黒酢入りの酢豚でした。 これもペロッと平らげちゃいましたよ! 子路先輩が、『お前やせてる割によく食べるね!』と言われたもので、『先輩、私、大食い選手権に出たことがあるんですよ!』と言ったら先輩が、『おい、新入り、あとどのくらい食べると満腹になるんだ!』と聞くので、『今食べた量の五倍位でお腹いっぱいになります。』と言ったら、急に『お前は、ギャル曽根か!』と怒りだしましたよ! 子路先輩の怒った顔がとても印象的で、よく覚えています。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月1日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート343

新年あけましておめでとう御座位ます。

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート343」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)独り言をつぶやいて曰く、「最初に出されたものは・・・ 何と“かけラーメン”でした。 子路(しろ)先輩もお金がないのに、無理してここへ連れて来てくれたんだと思ったんですが・・・ 『おい、新入り! 何故最初がこの“かけラーメン”かわかるか?』と問われたんですよ。 ・・・私は、『わかりません!』と返しました。 ・・・子路先輩は、『おい、新入り、何故“かけラーメン”なのか教えてやろう! 忘れずに覚えておけよ! お前、“一杯のかけそば”の話を知っているか?』 (顔回)『ハイ先輩、うるおぼえですが、知っております。』 ・・・(子路)『それだよ! 師走の暮れの大晦日の日に三人の親子連れが閉店間際、店に来て一杯のかけそばを注文した。 母親と二人の男の子の三人の親子連れで、一杯のかけそばを互いに分け合って“おいしいね!おいしいね!”とかみしめて食べた話なんだ。 俺は、その味は親子にとって決して忘れることが出来ない幸せの味がしたと思うんだ。 俺は、年の暮れになると二~三日何も食べない日をつくっている。 何のためかと言うと、若い頃に空腹でひもじい思いをした日を忘れないためだ。 新入りよ!俺の一杯のかけラーメンの話を聞いてくれ! 若い頃の年の瀬のある日、寒さと疲労とひもじさで意識が遠のいて気絶してしまった。 道端に倒れた俺を親切な親子が担ぎあげて自宅に連れて来てくれたことがあった。 その家は、すきま風が入る、寒い家だった。 火の近くに寝かせてくれて、俺は意識を取り戻した。 その時に、“何もないですが・・・”と言われて、アツアツのインスタントのかけラーメンを御馳走になったんだよ。 いまでもその味をしっかり覚えている。 このかけラーメンは、間違いなく日清のチキンラーメンだ。 この一杯のかけラーメンで、俺は人の情けを受け、生きる力を得たんだよ。 新入りのお前を見ていると、その頃のことがふっと思い出されてな! 救ってくれた親子に感謝して、せめてもの恩返しの真似事を新入りのお前にしているだけだ。 何故“一杯のかけラーメン”なのかの謎が解けただろう! さあ、遠慮しないで食えよ! 金なら心配いらねえから・・・』」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年12月31日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート342

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート342」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

ここはお馴染み「本音で語り合える対話処、居酒屋『ざ・論民』」の正面玄関の前です。
時刻は、定刻の30分前であります。
一番乗りしたのが顔回(がんかい)です。
手に一枚のチケットを握りしめています。
どうやらこのチケットは、生ビールピッチャーの一気飲みに成功した際に頂いた、「飲食50%off」チケットです。

顔回独り言をつぶやいて曰く、「こんなに早くこのチケットを使えるチャンスが来るなんて、私は何て運のいい男だ! この機会を頂いたことを、天にまします神に感謝します! 後2~3日遅れれば、このチケットは、天井の隙間に貼られていたことだろう! いやいや、穴のあいた襖を埋めていただろう! いやいや、私のブロマイド写真と一気飲みに成功したおり頂いた私の汗と涙付チケットといっしょにすれば、いずれは、かなりのプレミアがつくはずだからこのまま額に入れてしまっておいたかもしれない! しかし、今夜はいい気分だ。 先生が私の為に相続祝いの宴を開いてくれる。 支払いは、全部先生持ちだそうだ。 先生と私は親子も同然! これで先生の負担を半分に減らすことが出来る。 これで先生に恩返しが出来る! ・・・実のところ私は、子路(しろ)先輩や子貢君がうらやましかった。 思い出せば、私がまだ弟子になりたての頃に、先生の講義中に気を失って倒れたことがあった。 その時、子路先輩が抱きかかえて近くの病院に連れて行ってくれた。 点滴を受けて寝ているそばに来た先輩は、『お前、飯食ってないんだろう! 腹が減り過ぎて気絶したんじゃないか? 点滴なんかしているより、これから飯でも食いに行かねえか?』 そう言ってくれたんだ。 私は無一文で、返事が出来なかった。 『おい、新入り、金の心配はするな! この子路様が、お前に腹いっぱい食わせてやる。 すぐ出かけるからさっさと起きろ!』 私はひとから、こんな優しい言葉をかけてもらったことがなかった。 思わず涙がこぼれ、頬をつたうままにしていた。 『先輩! まだ先生の講義中じゃないですか。 帰らなくては先生に叱られますよ!』と言ったんだ。 ・・・先輩は、『どうせそんな体で、講義を聞いても身に入らなきゃ力も出ないだろうよ! 講義は、またの機会もある。 今、飯を食わなきゃ講義どころじゃないぜ。 いいから、俺に任せてついて来い!』 ・・・それで近くの中華屋に行ったことを今でもはっきり覚えている。 ・・・バーミヤンという店だった。 ・・・そこへ行くと先輩は、『おい、新入り! 腹が減っていれば味わって食べやしないだろうよ! とりあえず腹の中に押し込むのが先決だからな! 高いもの食わしたって、ものの味がわかりゃしねぇってことだ! 出された物は、皿以外は何でもいいから感謝して全部食えよ! いいな。』 ・・・今でもその光景を思い出すと、胸が熱くなって勝手に涙がこぼれてくるんです。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年12月30日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート341

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート341」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「いいえ、先生の門人として御縁を頂けることが出来たのも、子路先輩のお陰です。 お礼を言うのは私の方です。 先生、子貢(しこう)さん、ありがとう御座位ます。」

子曰く、「では、ちょうどキリのいい頃あいだ。 君たちもいろいろ段取りや手配もあるから、これでお開きにしよう! では、子貢、神北、よろしく頼む!」

子貢、神北同時に答えて曰く、「承知しました!」

そんなことになっているとは知る由もないのは、子路(しろ)と顔回(がんかい)であった。
論語・先進篇に孔子が子路に思いやりの気遣いと自己反省をしているところがある。

子曰く、由(ゆう)の瑟(しつ)、奚為(なんす)れぞ丘(きゅう)の門に於てせん。 門人、子路を敬せず。 子曰く、由や堂に升(のぼ)れり。 未(いま)だ室に入らざるなり。

私が以前に、「子路の琴の音は荒っぽくていただけないね」と言ったことがあるんだよ。 そうしたら、後輩の弟子たちが子路を軽く見るような素振りを見せ始めたんだ。 「これはいかん!」と思い、私は言ってやったんだ。
「お前達は、考え違いをしているよ。 子路の腕は一級だよ。 まだ奥義(おうぎ)を究(きわ)めていないだけのことだ。」とね。
教育者や指導者は、弟子たちの前で他の弟子を批判する際には、よくよく気を付けて言葉を選ばないといけないと、つくづく反省した次第だよ。

師の何気ない発言がもとで、子路の嫉妬騒動となった。
教育者や指導者、また上に立つ者の、一挙手一投足も含めて、自らに戒められているのですな!

さて、いよいよ「論語創作ものがたり」の最後の舞台となる居酒屋「論民」に話を移そう!

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年12月29日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート340

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート340」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「先ほどの子路(しろ)を真の友人として生涯お付き合いを願いたいとする、神北(かんぺき)の存念を聞いていなかったね。 私もそこはぜひ聞いておきたい!」

神北曰く、「昨日の塾生の総合講義の中で先輩に呼ばれ演台下に立たされた時、私は子路先輩にホトホトあきれかえりました。 その折、自分が指図しておいてバラさなくていいことまで全部バラしてしまい、まったくもって・・・ どういう神経をしている方なのかとあきれかえるやらバカらしくなるやらでしたが・・・  ふっと私の胸に熱いものがこみ上げてきたんです。 ひょっとして、この人は、バカがつく根っからの正直者で、御自身の良心に順って生きているのではないかと・・・ そして・・・苦しくなると・・・自然に良心に従って自分から正直に本心をさらけ出す人だと・・・ 人を駆け引きに使い、利用するか、騙してきた私にはとても理解できない持ち主です。 しかし、子路先輩は、根から人を騙し陥れるような悪(ワル)にはなれない人です。 先生と同じように後輩であろうと真の友人となれば、命をかけて守ろうとしてくる人です。 暴力的で気ちがいじみたところも持ち合わせていますが、真の友人として本当に受け入れてくれたなら、こんな強い味方は得られません。 その代わり、一たび裏切れば、こんな怖い方はいません! 人の理屈で生きている方ではありませんから、常人の理屈や道理は通用しない方です。 私の身を置くところは、『人を信用するな!』が当たり前の事で、子路先輩のように暴露行為をすれば、裏切り者としてすぐに地位を追われ、干されて、下手をすれば命取りにもなりかねません。 はちゃめちゃな子路先輩ですが、命がけで付き合ってみたいと思ったのは、自分を曲げてまで命は欲しくないと覚悟を決めているところです。 そんな子路先輩の心意気に惚れたんです。 それが私の答えです。」

子曰く、「神北! 子路を理解し、受け入れてくれたようだね! 私から子路にその話をさせてまらうよ! 神北! 礼を言わせてもらう。 ありがとう。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年12月28日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート339

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート339」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「私は、子路(しろ)先輩に会った日から、姓は京(きん)、名は田(でん)、字(あざな)は神北になりすましたんです。」

子曰く、「子路は、神北に『何をせよ!』と命令したのかね?」

神北曰く、「はい、先輩曰く、『俺も、自慢じゃないが孔門の子路様だ。 後輩に直接子貢(しこう)への嫉妬の話は出来ないから、神北!、門人連中に紛れ込んで、いい気になっている回(かい)へ制裁する。 まずは、手始めに“顔回(がんかい)と口をきいてはならない! 完璧に無視するように。 子路大先輩の命令だ!”と伝えるんだぞ。』と言うことです。」

子曰く、「そうであったか! このごろの子路の様子がおかしかった訳がわかったよ!」

子貢曰く、「様子がおかしいとは・・・?」

子曰く、「いや、毎日私のところへ顔を出していた子路が、私を避けるように塾へも、ここにも来なくなったんだよ。」

子貢曰く、「子路先輩がそんなことをしていたとは・・・」

子曰く、「それで神北は、もくろみ通り、弟子として潜入したと言うことだね!」

神北曰く、「はい、その通りです。」

子曰く、「これでこの度(たび)の事のいきさつがわかりました。 神北、よく話してくれたね。 回に一番嫉妬していたのは、子路ということだ! 神北を使って回に対してパワーハラスメントをしたということだ! まったく、子路とは、単細胞でわかりやすい男だ! しかし、こまったものだね!」

子貢曰く、「先生、私は、先生の事を他の者にとやかく言っておりません。 もしそのような事があれば、直接先生の前で話します!」

子曰く、「言った、言わないと尾ひれが付いて、本人のいない所で嫉妬劇はおきるものだよ! しかし、私に対する弟子同志の嫉妬劇だから私も反省をせねばならぬな! ・・・神北、今宵の子路はどこにいると思うかね?」

神北曰く、「今夜あたりは、いつもの居酒屋「論民」に飲みに行くはずです。 いるとすれば、そこ以外にありません。」

子曰く、「神北、そうであれば、私がそこへ行こう!」

子貢曰く、「先生がわざわざおいでになるんですか?」

子曰く、「そうだ! 神北、子路は何時ぐらいにそこへ行くかね?」

神北曰く、「そうですね~。 いつもですと概(おおむね)、7時~8時の間ですね。」
子曰く、「子貢よ、すまんが今宵の7時から5名の個室の予約を入れてくれたまえ! 料理は子貢に任せる。」

子貢曰く、「はい、かしこまりました。 早速手配しておきます。」

子曰く、「それと、回に7時10分前に『論民』に来るように伝えてくれ! 今夜は、回の襲名祝いと、子路の慰労を兼ねて私が主宰の宴を設けるとする。 子貢、神北の二人は、この宴の幹事を引き受けてくれたまえ!」

子貢、神北同時に答えて曰く、「はい、了解しました。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年12月27日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート338

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート338」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「はい、子路(しろ)先輩は、声色(こわいろ)をいきなり変えるんです。孔子先生になりきって、先生の声色を真似て話していたと思います。」

子曰く、「何! 私の声色を真似て話したのか?」

神北曰く、「はい、私はその時には、先生にお目にかかってはいませんでしたから、先生のものまねとはわかりませんでした。 ところが翌日に先生に会って話を聞きながら・・・子路先輩は、先生のものまねをしていたんだとわかりました。」

子曰く、「神北、そんなに私に似ていたのかい?」

神北曰く、「それは上手いものですよ! 先生の話し方、話の間合、所作まで、かなりよく似ていました。」

子曰く、「子路は人前で私のものまねをしているのだね! ま~、今度会ったら、私の物まねを見てみたいものだ。 それはそれとして、子路は何と答えたのだね。」

神北曰く、「『君子たるものであるならえこひいきは、よろしくないね。 門人に対して示しがつかなくなる。 子貢(しこう)、お前の言う通り、回(かい)の奴も先生が可愛がることをよいことに、先輩を差し置いて、いい気になっていやがる。 この際、ここらへんで孔家門人を代表して、回に百を聞いて一を知るように気付かしてやろうと思ってね。 これも後輩に対する子路先輩の愛のムチってやつだな。』と話してくれました。」

子曰く、「神北! 私の声色は真似ても、私はそんな下品な言葉は吐きませんぞ!」

神北曰く、「はい、そうですね!」

子曰く、「その先を話してくれたまえ!」

神北曰く、「先輩曰く、『大勢の門人諸君をまとめていかにゃならん立場だからな。』と言われて、私の名前を聞かれたもので、『何でもいいですが・・・』と答えましたら、『何でもいいと言う訳はいかない。 神北と名乗れ!』と言われたのです。」

子曰く、「神北と名付けたのには、意味があるのかね?」

神北曰く、「私も、名づけの意味までは理解できないのですが、神田の北京ダックで略して『神北』ということになったんです。」


子貢曰く、「どうせ先輩のことだ、飲み屋の壁に貼ってある『当店自慢のおすすめメニュー』を見て思いついたんでしょう!」

神北曰く、「そういえば、『神田産のアヒル使用、神田地どりの北京ダック』とありましたね!」

子曰く、「子路らしいな!」

この続きは明日また・・・。 
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天意天風

2010年12月26日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート337

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート337」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「子路(しろ)先輩曰く、『回(かい)は、三度の食事は盛り切り飯に汁一杯。 住居はって言うと、路地裏のあばら家。 並みの人間なら音(ね)を上げそうな超貧乏暮らしのくせに、心情は、心は錦、微動だにもしない。 “まったくもって偉い男だ。 回は偉い! 回は偉い!” すでに昔の事であるにも関わらず、先生は、口癖のように私(子貢しこう)に言うんですよ。』」

子貢曰く、「言ってないぞ! 俺は断じて言ってない! これは私を貶(おとし)める国家権力の陰謀だ!」

子曰く、「神北、続けなさい!」

神北曰く、「はい、子路先輩曰く、『これは明らかに回への身贔屓(みびいき)えこひいきですよ。』と子貢が言うんだ。」

子貢曰く、「言ってない~よ~! え~ん!え~ん!(これは子貢の泣き声です。)」

子曰く、「神北、続けなさい!」

神北曰く、「子路先輩曰く、『“同門の門人塾生でありながら、不平等ですよ。 君子たるものの取る態度でありましょうか?”と子貢が俺に愚痴る! 愚痴る!』」

子貢曰く、「愚痴ってない! 愚痴ってない! 神様に誓って俺は半分弱ぐらいしか愚痴ってません!」

子曰く、「神北、続けなさい!」

神北曰く、「子路先輩曰く、『内心は、回より俺の方が断然上だと認められたい子貢の嫉妬なんだがね。  “敬愛する子路大先輩以外に話せる人はいないので、相談にのって下さい!”とお願いに来たという訳なんだ。』と私に話したんです。 このいきさつは、子路先輩御本人に聞いて頂いて結構です。」

子貢曰く、「これは、子路先輩のつくり話です。 皆さん信用してはいけません。 この子貢を、この子貢を貶めるための策略です!」

子曰く、「子貢! うるさい! しばらく黙ってなさい!」

子貢曰く、「・・・無言。」

子曰く、「神北、それで、子路は子貢に何と答えたのかね?」

この続きは明日また・・・。 
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天意天風

2010年12月25日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート336

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート336」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「神北(かんぺき)は、承知で子路(しろ)の隣に座ったんだね!」

神北曰く、「はい、この機会を逃がす手はありませんから・・・ それとなく隣に座って話しかけたんです!」

子貢、黙ってうなずく。

子曰く、「神北、先を続けてくれたまえ。」

神北曰く、「子路先輩が私にこんな話をしてきたんです。 その話の内容は、『実はなぁ、孔子先生の門人の中でも一番二番を争うえらく頭のいい後輩が二人いるんだがな、俺様から見ればケツの青いガキなんだがな。 一人は顔回(がんかい)ともう一人は子貢(しこう)と言うんだ。」

子貢曰く、「門人の中でも一番二番を争うえらく頭のいい後輩! やっぱり先輩も俺の事を認めてくれていたんですね!」

子曰く、「神北、先を続けてくれたまえ。」

神北曰く、「子路先輩曰く、『孔子先生がもう一人の後輩の顔回ばかり可愛がるもんだから、もう一人の後輩の子貢って奴が面白くなくてね! はっきり言えば、子貢は、顔回に嫉妬していたんだ! まぁ、男の焼きもちってやつだな。』と言うんですよ。」

子貢曰く、「無言。」

子曰く、「神北、話を続けなさい!」

神北曰く、「子路先輩曰く、『子貢の奴が、“折り入って相談があるんです。”と訪ねてきた。』そうです。」

子貢曰く、「俺は相談なんかに行ってないぞ! これは先輩の作り話です!」

子曰く、「神北、話を続けなさい!」

神北曰く、「その相談と言うのが、子路先輩曰く、『子貢は泣きながら、“先生は、顔回ばかり可愛がって、これ見よがしに身贔屓(みびいき)するんですよ。 先生の身贔屓は他の門人から見ても露骨すぎる。”』と俺に訴えるんだよ。」

子貢曰く、「俺は泣いてなんかいない! 訴えてもいない! そんなことは一言も言ってないぞ! これは何かの陰謀だ!」

子曰く、「神北、話を続けなさい!」

この続きは明日また・・・。 
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天意天風

2010年12月24日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート335

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート335」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき) 曰く、「私に無いものは何か! それは、心底より尊敬と信頼できる師と心を許せる友人です。」

子曰く、「ほう・・・その師は、私と言うことだね!」

神北曰く、「はい、そうです。」

子貢(しこう)曰く、「君には師も共に語らう友人もいないと言うことですか?」

神北曰く、「はい、皆さんにお会いするまでは、追い落とすか、追い落とされるかの世界に身を置いていましたので、心から尊敬出来る師や真の友人などこの世界にいる訳は無いと決めつけておりました。 そのことについて何の疑問も感じておりませんでした。 しかし、先ほど先生に『私の心を許せる愛弟子とする。』と言っていただけたことが何よりも嬉しくて・・・ そして今、私の中には、先生と共に、生涯お付き合いをお願いしたい友人が三人できました。」

子曰く、「三人とは?」

神北曰く、「はい、子貢さん、顔回(がんかい)さんに子路(しろ)先輩です。」

子曰く、「子貢や回なら歳の頃も同年代だろうから、お互いに話をわかりあえると思うが、親子に近い年のひらきがある子路とは・・・ はてまた、何故だね?」

神北曰く、「私は、孔子先生の弟子になるために、子路先輩に近づきました。 それは、弟子の中で最古参で、最年長です。 先生に一番近く、言いたいことを言えるのは子路先輩の一人くらいなものだと弟子同志の噂話を小耳にはさみました。 それから、先輩の後をつけて、接触の機会を狙ったんです。」

子貢曰く、「それで、子路先輩行きつけの飲み屋で『神北と名乗れ』と名前をつけられたんですね!」

神北曰く、「はい、そうです。 必ず週のうち2~3回は寄っていく、いきつけの飲み屋で、子路先輩が後輩を引き連れて貸し切りの飲み会があることを知って、この時とばかりに、子路さんに近づいたんです。」

子曰く、「ふむふむ・・・ 先を続けてくれたまえ。」

神北曰く、「子路先輩のおごりで、タダ酒が飲めるとばかりに、店に入りきれない門人の方々が集ってこられましたよ。 ところが、当の子路さんの隣には、誰も座らないのです。 どうしてなのかと門弟の方の御一人に伺ったところ、『酒に酔った子路先輩に捕まってからまれたら最後、ひどい目にあわされた門弟が何人もいるんだよ。』と言われまして・・・ 『ひどい目とは、どんな目に会うんですか?』と聞いたんですよ・・・ 『先輩のおごりで飲めるのはありがたいが、近くに寄りたくない! 近くにいたばかりにとばっちりを受けて、手足の骨を折られ、ケガをした者が何人もいるんだぞ! 誰も隣なんかに恐ろしくて寄らないよ! 悪いこと言わないから、身の為と思って近寄らないほうが利口だぜ!』とこういうことなんです。」

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天意天風

2010年12月23日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート334

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート334」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「神北(かんぺき)君! ずいぶんと話を引っ張ってくれるね・・・ ズバリ誰なんですか?」

神北曰く、「はい、義父に会わせたい人物は・・・この方しかおりません!」

子貢曰く、「もう・・・神北君、くどいよ!」

神北曰く、「その方は、ズバリ! 子貢さんです。」

子貢曰く、「・・・無言。」

神北曰く、「私のめがねに曇りがなければ、子貢さん以外におりません。」

子曰く、「神北、君のめがねは曇っていないな。 的確な人選です。」

神北曰く、「恐れ入ります。」

子曰く、「子貢、神北! 人材を途用する側も、途用される側も立場は異なれど、どちらも人あっての事だ。 出来た人物は、適材適所を心得ながらも、道義にかなった人物を選ぶものだよ。」

子貢曰く、「君は少なからず、『私の事を嫌な奴だ。 やりにくい相手だ。 無礼な奴だ。』と思いやしませんでしたか? 私も君にあえて嫌われることもしました。 神北君! 何故私ですか? 正直に答えてくれたまえ。」

神北曰く、「子貢さん、私正直言って、子貢さんに嫉妬していたんです!」

子貢曰く、「え~なんだって・・・ 私に嫉妬? ウソでしょう? そりゃまたどうしてですか? ・・・確かに、私はイケメンですからね。 はっきり言って女性にもてますから、嫉妬の一つや二つはかっているでしょうよ。」

神北曰く、「子貢さんは、確かに口は達者です。 頭も非常にいいです。 また、ルックスも抜群で、お金持ちです。 これだけで世間の人は、うらやむ存在ですよ! しかし、私は違います。 自慢じゃありませんが、私はお金に不自由していません。 口も立ちます。 頭もそれなりにいいです。 ルックスもそれなりに自信があります。 はっきり言って私は女性にすごくもてます。 子貢さんには負けませんよ! しかし、私にないものがあります。」

子貢曰く、「おい、神北! ずいぶん言いたい事言ってくれるじゃないか!」

子曰く、「まあまあ、子貢よ、そう興奮するな! ここは、神北に思いの丈(たけ)を話してもらいましょう。」

この続きは明日また・・・。 
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天意天風

2010年12月22日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート333

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート333」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

そこへ下男がデザートを持って入って来た。

下男曰く、「本日のデザートです。 アマンド・アラベスクです。 アーモンドスライスをケーキの周りにタイルを一枚一枚貼るように丁寧な仕上がりになっております。 甘さは控え目にしてあります。 どうぞお召し上がり下さい!」

子曰く、「ほう、フランスのアルザスロレーヌ地方ではアーモンドがお祝い事に使われているとは知りませんでした。 皆さん、いただきましょうよ!」

子貢(しこう)曰く、「神北(かんぺき)君! 実は、私は、人の口の動きを見て、その動きで何を話しているかを勉強し、実践で体得したんですよ。 もちろん、その人の仕草、手ぶり、身ぶり等よく観察して、人の心理と行為の関連性を研究テーマに選んで、日夜研鑽(けんさん)を積んできたんです。 私は先生のようなスーパー霊感はありませんよ!」

神北曰く、「では、私の心を読んでいた訳ではないんですね!」

子貢曰く、「神北君、例えば、このコーヒーカップを左から右に移すのに、霊感も読心術も必要ないでしょう。 自分の手で移せば、コーヒーカップは、左から、これこの通り、置かれました。 この方が早いですよ! 別に神北君の心を読まなくとも、私は直接聞きますよ! 本人から聞く方が早くて正確です!」

子曰く、「神北君! 何が言いたいかわかるかい? いちいち霊感や読心術を使わなきゃならない状況とは、人を信用出来ない時でしょう! こうして本人がいるのなら、師として、友人として、本心で正直に話したいものですよ!」

神北曰く、「はい、申し訳ありません。 信頼しあえる真の友人として向かい合ってくれているんですね!」

子曰く、「そうですよ! 真の友人になるために、本心から話をしたかったのですよ! それが目的で、神北君と子貢と私の三人だけの、この席をもったんだよ。」

神北曰く、「恐れ入ります。 先生のお心遣いがわからず、申し訳ありません。」

子曰く、「ま~それはよい! 今からこれからだ! これでお互いのわだかまりもとれたと言うものです。 私は決めましたぞ。 今から、神北君を私の心を許せる愛弟子とする。 神北、よいな!」

神北曰く、「はい、先生、光栄です! 今後とも、御指導のほど宜しくお願い致します。」

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天意天風

2010年12月21日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート332

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート332」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「いえ、先生ほどの賢者になられると、人の思っていることが、すぐにわかってしまうのではないかと?」

子曰く、「神北君! それは読心ということですか?」

神北曰く、「はい、そうです。 先生は、心眼が開かれておられて、人の心を読むことが出来るのではないかと思いまして・・・ この機会に質問をさせて頂きました。」

子曰く、「人のもの言い、仕草で、その人の心の状態、つまり心理状態は、おしはかることが出来るでしょう。 私でなくとも神北君も子貢(しこう)も、やっていることですよ。」

神北曰く、「はい、ですが、それを越えた先生の霊眼で本人の気付かない事までわかっておられるのでは・・・と思いまして。」

子貢曰く、「神北君の言いたいのは、インスピレーション、つまり霊感というやつですね!」

神北曰く、「はい、人には言えない秘密にしていることも、わかってしまうのかと考えた次第です。 先ほどの眼鏡にかなった門弟の方も私の心を読んでわかっておられるのではないかと聞いてみたかったんです。」

子曰く、「無論、全てがわかるわけではないが、わからない訳でもない! しかし、いちいち人の心を読んでいれば、相手のいらぬ想念のゴミまでいただくことになるんだよ。 また、そんなことばかりしていると、いずれ心が病んでくることになる。 疲れるんだ! それより話が出来る相手なら直接本人に聞くことが一番だ。 神北君に本音を言ってくれることが本人の意思を確認することであり、私も尊重することができるというものだよ!」

神北曰く、「そうですか。 わかりました。 それでは、子貢さんに質問しますよ。 私の心を読んでいませんでしたか?」

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天意天風

2010年12月20日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート331

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート331」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「ほぉ~、今日の今日見つかったとは・・・ また・・・ どういうことかね?」

子貢(しこう)曰く、「今日の今日ですか! それは良かったですね。 神北(かんぺき)君のお眼鏡にかなった人物とは誰でしょうかね? まぁ~、子路(しろ)先輩じゃないことはわかりますがね・・・」

神北曰く、「先生、私の眼鏡にかなった人物を、義父に会わせることに御許可をいただけるのでしょうか?」

子曰く、「神北君! 相手のあることだ。 眼鏡にかなった人物が、是非にと言うことであれば、私も喜んで許可を出そう。」

神北曰く、「先生、ありがとう御座位ます。 その節は宜しくお願い致します。」

子貢曰く、「神北君! せっかく先生も喜んで許可を出そうと言ってくれているんだから、その人物とは、ズバリ誰ですか?」

子曰く、「子貢の言う通りだ。 この場で言ってくれたまえ!」

神北曰く、「はい、では、発表します。 ・・・神北こと、祝歓迎(しゅくかんげい)の眼鏡にかなった人物とは・・・ズバリ・・・ちょっと待って頂けますか。」

子貢曰く、「おいおい、もったいつけないでくれよ!」

神北曰く、「そんなつもりはありません! 先生と子貢さんに発表する前に、御伺いしたいことをふっと思い出したんです。」

子曰く、「何だね! 聞きたいこととは・・・」

神北曰く、「先生も子貢さんも、私のバカバカしい質問に答えてくれますか?」

子貢曰く、「えーい、まどろっこしいな・・・ ごちゃごちゃ言わないで、何が聞きたいんだよ!」

神北曰く、「先生は、霊能者ですよね?」

子曰く、「それは、的を得てないな! 私は現実主義者だ。 ・・・しかし・・・直感のひらめきは大事にしているよ。」

神北曰く、「先生は、私の心は読めますか?」

子曰く、「どうしてそんなことを聞くのかね?」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風