2010年12月23日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート334

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート334」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「神北(かんぺき)君! ずいぶんと話を引っ張ってくれるね・・・ ズバリ誰なんですか?」

神北曰く、「はい、義父に会わせたい人物は・・・この方しかおりません!」

子貢曰く、「もう・・・神北君、くどいよ!」

神北曰く、「その方は、ズバリ! 子貢さんです。」

子貢曰く、「・・・無言。」

神北曰く、「私のめがねに曇りがなければ、子貢さん以外におりません。」

子曰く、「神北、君のめがねは曇っていないな。 的確な人選です。」

神北曰く、「恐れ入ります。」

子曰く、「子貢、神北! 人材を途用する側も、途用される側も立場は異なれど、どちらも人あっての事だ。 出来た人物は、適材適所を心得ながらも、道義にかなった人物を選ぶものだよ。」

子貢曰く、「君は少なからず、『私の事を嫌な奴だ。 やりにくい相手だ。 無礼な奴だ。』と思いやしませんでしたか? 私も君にあえて嫌われることもしました。 神北君! 何故私ですか? 正直に答えてくれたまえ。」

神北曰く、「子貢さん、私正直言って、子貢さんに嫉妬していたんです!」

子貢曰く、「え~なんだって・・・ 私に嫉妬? ウソでしょう? そりゃまたどうしてですか? ・・・確かに、私はイケメンですからね。 はっきり言って女性にもてますから、嫉妬の一つや二つはかっているでしょうよ。」

神北曰く、「子貢さんは、確かに口は達者です。 頭も非常にいいです。 また、ルックスも抜群で、お金持ちです。 これだけで世間の人は、うらやむ存在ですよ! しかし、私は違います。 自慢じゃありませんが、私はお金に不自由していません。 口も立ちます。 頭もそれなりにいいです。 ルックスもそれなりに自信があります。 はっきり言って私は女性にすごくもてます。 子貢さんには負けませんよ! しかし、私にないものがあります。」

子貢曰く、「おい、神北! ずいぶん言いたい事言ってくれるじゃないか!」

子曰く、「まあまあ、子貢よ、そう興奮するな! ここは、神北に思いの丈(たけ)を話してもらいましょう。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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