本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート168」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子貢(しこう)曰く、「回(かい)さんを見習うのは私だけじゃないでしょうよ! 先輩も先生に『回を見習え』と言われていたんじゃなかったですか?」
子路(しろ)曰く、「だまれ! 子貢! それ以上減らず口をたたくと貴様の黄色いくちばしをへし折るぞ!」
顔回(がんかい)曰く、「まあまあ、先輩、子貢君、お二人ともそう興奮しないで下さい! お互い親のかたき同志じゃないですからね!」
そこへ神北(かんぺき)が戻って来る・・・
神北曰く、「芽台酒(マオタイジュウ)すぐに用意するそうです。 乾杯までちょっとお待ち下さい!」
子貢曰く、「神北君、御苦労。 その酒の支払いは私がしよう。」
子路曰く、「貴様はまったく金と口でものを言わせるやつだな!」
顔回曰く、「まあまあ、先輩! ここは子貢君の御好意です。 ありがたく受けましょうよ。それより話の続きをお願いします。」
子路曰く、「そうだな! あの出来事は小学校6年生の夏休みの林間学校へ行ってのことだった。 その林間学校は標高1200mの山あいの中腹にある村の閉校になった分校を使わせてもらったらしい!」
顔回曰く、「何かぞくぞくしてきました。 僕この手の話、本当は大好きなんですよ!」
子路曰く、「俺は友達とキャンプファイヤーをしたり、カブトムシやクワガタ獲りを楽しみにしていたんだ。」
顔回曰く、「それから・・・」
子路曰く、「そこまで行くには途中の村までバスで乗り継いで終点のバス停で降りる。 そこから大人の足で歩いて2時間はゆうにかかるところなんだ。」
顔回曰く、「それから・・・」
子路曰く、「その日は、やけにジトッと蒸し暑く、空はどんより曇って、今にも雨が降りだしそうだった・・・」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風