本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート165」だ。
諸君、昨日の引き続きです。
子路(しろ)曰く、「回(かい)よ、俺はお前の点数かせぎのいい子ぶりっ子のものの言い方が気に入らないんだ。」
顔回(がんかい)曰く、「では先輩が気に入るように、私にどうしろと仰せになりたいのですか?」
子路曰く、「むぅ・・・」
顔回曰く、「『 “子曰く、詩三百、一言をもってこれを蔽(おお)う。 曰く、思い邪(よこしま)なし。” と詩教三百篇の魯頒(ろしょう)の駉(けい)篇の中の “偽りのない心” の一句に集約される。』 と孔子先生は言われていますよね。 先輩の『偽りのない心』、つまり『本心良心を偽らぬ誠の心』で回を御指導下さいませんか?」
子路曰く、「回よ! 貴様の言わんとしていることはよくわかった。 俺も先生が『回よ!回よ!』と貴様一人可愛がるものだから正直嫉妬していたんだ。 今思うと年甲斐もなく恥な真似をしたと後悔している。」
顔回曰く、「・・・ そんな風に思っていたんですか。」
子路曰く、「隣だというのに、おい、ずいぶんと子貢(しこう)も神北(かんぺき)も遅いなぁ!」
顔回曰く、「先輩、話をはぐらかさないで下さい!」
子路曰く、「・・・・・・」 無言。
顔回曰く、「先輩の本音は、ズバリ、『子路は孔家門弟一の正義感と勇気と行動力がある』と先生に誉められたんでしょ!」
子路曰く、「うるせえ! それ以上言うな!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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