2009年11月7日土曜日

鞍馬天狗見参、快刀乱麻を断つ!パート2

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「鞍馬天狗見参、快刀乱麻を断つ!パート2」だ。

昨日の続きです。
明るく朗らかで、グチグチ、キナキナ、ネチネチしない、心の中をきれいにさっぱりとして物事にとらわれることなく、懐が広く、深く、長く、強くの己自身を目指す!
生き方の目標にするということだね。
想定外の出来事事件などに際しても、非常に驚いて、精神的動揺をおこさないことを有意注意して、心にとめておくこと。
この突然の事態に際してこそ「クンバハカ法(神経反射の調節法)とプラナヤマ法(活力吸収法)」を間(かん)髪(はつ)を容(い)れず、すかさずやる!
いずれの機会にこれは解説しましよう。
 「虚心平気」はね、何事かの不測の事態が起こると、すぐに心は自身から放れちまう。
つまり、心ここにあらず。
放心状態だね。
起こっていることに心が飲み込まれちまうんだな。
いかなる場合があろうとも、いざというときは、そんな出来事が、寝てる間に起こって、ぜんぜん知りもしない。
目が覚めて、聞かされた。
へえ~、よく寝ていたもので知りません。
知らないものは知らないんだ。
心というものを絶対的に虚にして、気を平にする。
気は気分や気持ち、気は心だね。
事あるときも事なきと一緒にする。
いつも気持ちや態度を変わりなく振舞う。
気を平らにすれば、何も知らなかったんだから恐ろしいことはない。
つまり、「虚心平気」とは、よく寝てるときのように、何事もなかったかのような心でいる状態のことですよ。
落ち着いた平静な気持でいなさい。
心得ておきなさいよということです。
心得だからね諸君、聞いて知っているだけじゃだめなんだぜ。
それでは、いざというときに何の役に立ちませんぞ。
習い自分のものとしておぼえ体得修得することですよ。
よろしいですかい!
この続きは明日また・・・
では、御機嫌よう。
今日一日、真我とともにあらんことを・・・

天意天風

2009年11月6日金曜日

鞍馬天狗見参、快刀乱麻を断つ! パート1

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「鞍馬天狗見参、快刀乱麻を断つ! パート1」だ。

「鞍馬天狗」はね、1924年(大正13年)に大佛次郎(おさらぎじろう)の出世代表作だ。
諸君、実は「鞍馬天狗」のモデルは他ならぬ肉体をもっている頃の私だったんだ。
知ってる方は御存知でしょうよ。
ああいう人物はいなかったんですよ。
幕末から明治維新には。
私が支那の革命戦争を終えて帰ってきて、東京で私の歓迎会を友人が開いてくれたときにちょうど、まだあまり世の中に出ていなかった大佛次郎がその席に来ていた。
本名は野尻清彦で1897年(明治30)横浜に生まれたんだ。
ペンネームは、鎌倉の大仏裏に住んでいたことによるそうだ。
上野精養軒の支配人の石坂徳三郎という人から私の身の上話を聞いて、非常に興味深く思ったんだろう。
「先生のお話をうけたまわるにつれ、もしも先生が幕末維新の際に生きて活躍していたら、こうもあろうかということをテーマにして、一つ小説を書かせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか」
それは自由ですから、小説家は想像を天基に生きているんですから。
「ご自由に。ただ本名を使われると、そいつはいかんな」
「いえ、いろいろ考えましたが、『鞍馬天狗』という名前にしようと思います。ただ、先生の人間的な性格を根底にしてどんなものが書けますか、一つ書いてみようと・・・」
「それは面白い。書いてごらん」と言ったのが動機で、最初にできたのが「御用盗異聞」ていうんだ。
無声映画だったが、嵐寛寿郎が主役で一世風靡したね。

ま~解説はこれくらいとして、はじまましょうか!
「新 鞍馬天狗心得の条」のはじまりはじまりだ。
諸君「明朗快闊」はそのままだ。
「明朗」明るく朗らかであること。
「快闊」は心の広いさま。
グチグチ、キナキナ、ネチネチしない、さっぱりとして物事を気にしないことだ。
「仁と義」。
「仁」とは、己に克ち、他に対するいたわりのある心。
克己心と慈愛だ。
仁愛ともいっているがね。
「義」は、人のおこないが道徳、倫理にかなっていること。
はやい話が、本来の人の道にかなっていることの意味だが、ここでもそっと深い!最も根本となる、一番大切なことの意味だ。
それを「第一義」という。
仏教の方では、絶対の真理と解釈されている。
「篤く」は、真心がこもっている。
「心が深い」という意味のことですぞ。
「明朗快活にして仁と義に篤く」とは、「明るく朗らかで、グチグチ、キナキナ、ネチネチ
しない、さっぱりとして物事にとらわれることなく、懐が広く、深く、長く、強くの己自身を目指す!」
「突然の事態にさいしても驚愕することなく」、これはこのままだね。
想定外の出来事事件などに際しても、非常に驚いて、精神のパニックをおこさないことだ。
「虚心平気としてこれを愛念で受け」
諸君、「虚心平気」は、私の真骨頂であるので、私流のうんちくを代弁したい。
長くなったのでこの続きは明日にもちこしとしたい。
では、
今日一日、真我とともにあらんことを・・・


天意天風 

2009年11月5日木曜日

思考の堂々巡り、心の迷宮入り!! パート2

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「思考の堂々巡り、心の迷宮入り!! パート2」だ。

諸君!今日はね、諸君のために特にということで、特別ゲストをよんでおります。
本名は明かせないということですがね!!
通称「鞍馬天狗」さんだ。
声も出したくない、バレたら都合が悪いというので私が代弁しよう。



= 現代の 新 鞍馬天狗 心得の条 =

明朗快闊にして仁と義に篤く
突然の事態にさいしても驚愕することなく
虚心平気としてこれを愛念で受け
礼をつくして 意思の疎通をはかることを怠りなく努める。
日々の仕事や生活の場は自己を陶冶する絶好の機会であり、行修訓練の場であるとして、凛として粛粛としてこれを慣らう



以上、明日は、この文の内容についてお話ししよう。
今日一日、真我とともにあらんことを・・・



天意天風

2009年11月4日水曜日

思考の堂々巡り、心の迷宮入り!! パート1

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「思考の堂々巡り、心の迷宮入り!! パート1」だ。

今日は ある! ある! いる! いる! 男性サラリーマンの心の声を聞いてみよう。

天風先生の生前の本を読んでいます。
なるほどなぁ~と思うのですが、なかなか積極的になれといわれても、この不景気な御時世じゃなぁ~。
どうにも頑張りようがないよな~。
頑張っているんだが、なかなか成果がでない、どうしたらいいですか?
なんとかなる!どうにかなる!と思っていても対相手や人間関係があると積極的に出て行けない!!
ましてや利害得失が絡むと意見が一致せず、話し合い、議論をかわしても、同じことの繰り返しだけで、少しも先へ前へ向いて進まないことが、腹立たしく、それがおうおうにしてある。
人間であるが故、個人的には、価値観の違いはあるに決まっている。
互いの立場を、認めあおうと思うが、組織となるとそうもいかない。
互いに、意見と意見、異論と異論、はなから話し合いのポイントがずれている。
互いにこすれあい、人間摩擦がおこり、エネルギーの消耗と葛藤!!
イライラも頂点に!!
リストラ、リストラ、リスとトラ、これではケンカにならない。
最終的には、上位者業務命令で決定しておちつく、いつものお決まりのパターン。
具体的な数値目標だけ言い渡される。
いっそ、思い切って辞めてやろうかと思うが、ご存知のこの御時世、仕事があるだけでまし!!
妻子がある、生活がある!!
偽らざる現実だ。
やらなきゃならない!!
俺は天風哲学の信奉者だ。
しかし、さらに追い打ちをかける。
自己主張ばかりで仕事ができない部下にも悩まされる。
会議は長々と上役の説教ばかりで生産性がない堂々巡りだ。

どうしようかなぁ~。
何がどうしようか?
今の会社辞めて、別の仕事しようか。
また、頭の中をよぎる。
だが、辞めても、具体的なこれといった、したいことが見当たらない。
でも、俺の人生、これでいいのか?
このままでいいのか?
何故か、心はすごく行き詰っている。
頭が痛い、胸が苦しい、心筋梗塞かも?
誰か、誰か、正しい答えを教えてくれ~。

いよいよ、鞍馬天狗登場か?
こう、ご期待!!
この続きは明日。
今日一日、真我とともにあらんことを・・・

天意天風 

2009年11月3日火曜日

御恩の心パート3

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「御恩の心パート3」です

このテーマはパート3でシメさせて頂きます。
「御恩の心パート1」の冒頭で、相手を敬って、その人の受けた恩をいうのが一般的な意味なんですと述べました。
諸君も「この人に出合わなければ、今の俺は、私はないわ」と心から感謝できる恩人はいらっしゃいますかい?
一人でもそう感じる方がいる!ということは幸せなことですね。
人間は勝手が強いですから、すぐ自分の都合ばかりで、忘れてしまいがちですよ。
恩師、恩人と思える方が大勢いると素直に感じられたら、諸君はまちがいなく幸せな人です。
恩の心がしみじみ感じられるということは、諸君は「人生に情味」を感じる心を持っているということなんですよ。
「人生の情味」とは、思いやり、やさしさなど、人の心のあたたかみを感じる心、味わえる心です。

そういえば、小学校の低学年の頃に、両親が共働きで忙しかったこともあって、となりに住んでいた、おじさんとおばさんに面倒見てもらったな。
何かあるととなりにかけこんでいた。
そういえば、タバコ屋のおばさん、子供の頃の自分をよくおぼえていて、「大きくなったねえ・・・、大きくなったねえ・・・」て、言ってくれた。
でも、もう会えなくなっちゃった。

そういえばの、ちょっとしたことを感じる情味って、振り返ってみても、心があったかくなるよな。
それが、人間の証だ。
本心良心から来るところの人間としての情味であり、人間やらなきゃわからない醍醐味なんだ。
まっとうな人間の心だね!
誰しも本来もっている心なんですよ。
あらためて、もとめなくてもね!
御恩の心は、忘れられない感謝の心から発しているから、その当時のその場面がありありと思い出されて感慨とともによみがえってくるもんです。
すごく感動し感激したことは、忘れられないでしょうよ。
不思議なことです。
あの世とやらへ帰ってからも、すべて忘れてしまうと思いきや、本当に大切な真心はいつまでも残っていて変わらないんですよ。
本当にいつまでも変わらない人の心があるんですよ。
今どきの、卒業式は、「あおげば尊し」は合唱しなくなっているとか?
先生も友達感覚になってきているのかな?
ま~時代の流れですから、曲目は変わるでしょう。
時代はうつり変われど、人の心の誠は変わりません。
御恩の心は、人間の本心良心からくる情味の心なんです。
今日一日、真我とともにあらんことを・・・

天意天風

2009年11月2日月曜日

御恩の心パート2

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「御恩の心パート2」です。

アミューズメントパーク入場者来場者数連続記録世界一を続けているのは他でもない我が国にある東京ディズニーランドだね。
もとい東京ディズニーリゾートですな。
そこには、ディズニーランドとディズニーシー、リゾートホテル群がある一大リゾートテーマパークだね。
これって常識かい?
ディズニーランドの中でオープン時からあるのが、ディズニー映画でおなじみの「ピノキオ」のアトラクションですね。
この物語は、説明をしなくとも、諸君は知っていると思うがどうだい?
は~い、知っている人は手をあげておくれ!
お~ぉ、ずいぶんといるね~。
そうかい、では、ディズニーリゾートに一度でも行ったことある人手をあげておくれ。
これまたずいぶんといるねえ。
30回以上は行ったことある人手をあげておくれ。
これもまたずいぶんといるね~。
もう、ディズニーマニアだね。
ならば、ピノキオのアトラクションは、諸君は一度は行かれたことありますよね。
なければ、一度体験して下さいな。
言っとくが、私、ウォルトディズニーカンパニーやオリエンタルランドカンパニーからの回し者ではありませんので・・・
諸君の好きにして下さいよ。
では、もう一つお聞きしますが、よろしいですかね?
ディズニーリゾートへ何度も行く理由は、来たくなる訳って何だい?
ズバリでお願いしますよ。
え~なに、なに
聞こえないぞ
もっと大きな声で、はっきり言ってくれないかい!
「楽しいから。」
「楽しいに決まっているじゃん。」
「ぬいぐるみが、かわいいから。」
「ミッキーやミニーに会えるから!」
「素敵な仲間がいっぱいで、いつでもゲストとして迎えてくれるから!」
「素敵な仲間に会えると、とってもうれしい!ハッピーになれる!」
「パークがとってもきれい。笑顔の人が多くって、怒っている人を見かけない。」etc.
そうかい、そうかい、この世の天国か極楽みたいなところってとこかな?
諸君、ところで、ピノキオは人間かい?
最初は、人間の男の子が欲しいおじいさんに作られた木製の操り人形だね。
とても好奇心旺盛な、いたずら好きな木の人形で、うそをつくと鼻が伸びちまう。
冒険を重ねた末に最後は、念願叶って、本当の人間子供に生まれ変わるんだったね。
「人間の子供になりたいよ~!」がピノキオにとっては、願望!
人間の子供は憧れなんだろう。
ピノキオが人間に生まれ変わったときの、おじいさんの喜ぶ姿が目に心にうかばないかい。
これって人間やらなきゃわからない、尊い、感謝の心、御恩の心なんですぜ。
諸君は、みんな、生まれたときは、たしか人間の赤ちゃんじゃなかったかい?
「えーおれ、犬だった。」
「私、猫だったわ。」
そういう人いたら手をあげてくれ!
「生まれた時のことは、覚えてないから、私知らない?」
まー、そういう人もいるでしょうよ。
好きにしてくれ!
はじめは、まちがいなく、人間の子供として生まれて来たんだ!
いつのころからか、物心ついて、人間やってるの忘れちゃって、人間らしくなりたくなっちゃったんだな。
ちなみに、人間らしくの心の外側って何か知ってるかい?
①「人間になりたい!」
②「人間らしくなりたい!」
③「人間擬(もど)きで何にも感じない!」
その外側だよ。
それはね、人間じゃないから「人でなし」て言うんですよ。
今回はこのへんで、続きは明日・・・では。
今日一日、真我とともにあらんことを・・・

天意天風

2009年11月1日日曜日

御恩の心パート1

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「御恩の心パート1」です。

「御恩」とは一般的には、相手を敬って、その人から受けた恩をいう。
ここでは、人間として生まれて人間として只今を生きているかろこそ感じる恩の心のことです。
真っ当な人間の心で人間やっているからわかる、感じる恩の心であります。
人間の心じゃなきゃね、到底自覚することが出来ない心です。
はやい話が、人間擬(もど)きの心じゃ、本当のことは理解できないって言っているんです。
いくら頭脳明晰でも理屈をこねまわしていたんじゃ、わからないんです。
誰でも人間の心でいりゃ、すぐわかる。
「本当にそうだ、俺も人間なんだ!」てね。
そうさねぇ~!
「雁擬き(がんもどき)」は雁じゃないね!
「人間らしく」は人間じゃないよな?
「らしく」だから人間になっちゃいねえ・・・
多くの人が、人間らしく生きたいって願ったり、望んだりしているんだろう。
そうだろうよ。
いいかい、「らしく」じゃ人間になってないんだぜ。
当然のこと人間擬(もど)きの状態だね。
「あの人、人間らしくないよね~。」
「人間らしく生活したいよね~。」
諸君、こんなこと思ったり、考えたり、話したりしていないかい?
こんなこと思ったり、考えたりしていては、いつまでたっても人間には、なれません。
人間擬(もど)きのままですよ。
せっかく、人間として生まれてきたのに、今さら人間らしくなりたいてのは、いかがなものでしょうかねえ?
人間創造された神さんが、
「おいおい!ちょっと!ちょっと!ちょっと! 人間創造しても人間擬(もど)きは創造してないぞよ!」
ま~これは冗談です。
神様に口はないので、こんなことは言いやしませんが、人間擬(もど)きばかり増えちまっては、これは、人間社会がおかしくなりますね。
本来の人間の心じゃない、人間擬(もど)きの社会。
想像できますかい?
もう少しわかりよく話そうかねえ…
諸君は
「私は私らしく生きたい!」
「私は私らしい仕事がしたい!」
「私は私らしい恋愛がしたい!」
「私は私らしい結婚がしたい!」
昔今、こんなこと思ったり考えたりしたことないかい?
「私らしい」のは、私じゃないね。
「らしい」はいりません。
とりましょう。
そこんとこは、わかるよな。
ズバリ!
私は人間です。

この続きは明日また・・・
今日一日、真我とともにあらんことを・・・

天意天風