諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート133」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。
バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「店内のお客様、お聞きになりましたか? この高感度マイクに興奮されたお客様の下品な声が入ってしまいました。 大変失礼いたしました。」
子路大声でどなって曰く、「どけどけ、どけ~い。 手足の骨へし折られたくなかったら道をあけろ!」
バイザー京華マイクを持って曰く、「先ほどの下品な言葉を叫んでいたお客様が学而の間特設イベント会場に乱入して来ました! ここはさながらプロレス会場のようです!」
顔回(がんかい)は無念無想の境地に入っているかの如く周りの雑音騒音にも惑わされず残り1/5というところまで飲み進んだ。
もう先が見えてきたそのとき・・・
子路学而の間ののれんの手前で大声で曰く、「回(かい)!回! よく聞け! もうお前一人の失敗じゃ済まされないぞ! 失敗すれば孔家一門の名折れぞ! 成功しなければ、一門のメンツがたたんぞ! 貴様、男なら失敗したら責任をとって直ちに腹を切れよ! 山鳩(やまばと)ちゃんと大沢(おおさわ)ちゃんみたいにやめりゃいいってもんじゃないぞ! いいな、回!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート132」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。
子路(しろ)曰く、「何だよ神北(かんぺき)、含みをもたせやがって何が言いたいんだ?」
神北曰く、「先輩が出ていけば驚かせるし、孔家を代表する大先輩の子路さんですよ。 それこそ事が大袈裟になって、おさまるものもおさまらないじゃないですか!」
子路曰く、「理屈では貴様の言う通りだ。 だが俺は感情的には我慢の限界だ。 俺は行くぜ!」
神北曰く、「もお止めはしませんよ! 後はどうなっても知りませんからね! お好きにしてくださいよ!」
子路、神北の忠告も聞かずに鼻息も荒く小部屋を出て隣の学而の間に向かったが、そんな距離はない隣だがヤジウマ客の人だかりで通路が通れなくなっていた。
子路曰く、「おいおい、どけどけ! 俺は隣の客だ、そこをどけ! 道をあけろ!」
バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「学而の間の通路はお客様が見に来ておられて大変混雑しております。 すごい熱気に包まれております。 なにやらひときわ大声を出してどなっているお客様がおられます。」
子路通路で大声で曰く、「おーい、チャレンジャーのバカ者! 失敗しやがったら、お前の体を逆さづりにして、ケツの穴にじょうごをさしてビールを流しこむぞ! わかったか!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート131」だ。
諸君、オーナー亭主の孫逸郎(そんいつろう)というのは、私の若い頃アメリカのコロンビア大学で医学博士の学位をもらったときの支那人の名前なんですよ!
それにしても稲盛和夫氏、孫正義氏の両氏は現経済界の中で群を抜く積極的(せきぎょくてき)精神の持ち主だね。
あらためてここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。
子路(しろ)店内放送を隣で聞いて曰く、「記念品が半額券と思いきやハワイ旅行とはな! ずいぶんとあおってくれるじゃねえか!」
神北(かんぺき)曰く、「ちょっとやりすぎですよね! 回さんもギブアップしたいのに引くに引けなくなってるんじゃないですか?」
子路曰く、「神北! 同門のよしみだ、お前隣に行って回に気合入れてこい!」
神北曰く、「先輩、回さん驚いて飲んでるビールふき出しちまいますよ!」
子路曰く、「ここまで事が大きくなると孔家一門の名誉がかかっているからな。 成功しなければ一門のメンツがたたん!」
神北曰く、「そんな大げさなことではないでしょうに! ちょっとした遊び心で言ったことがひくに引けなくなったんじゃないですか?」
子路曰く、「お前が行かないなら俺が直々(じきじき)に行ってくる! お前そこどけ!」
神北曰く、「先輩それはよしましょうよ! 回さんそれこそ・・・」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート130」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。
バイザー京華(きょうか)マイクを手にして曰く、「一時は止まっていましたが、またゆっくりと飲み始めました。 只今3/4を完飲したところでしょうか? 当店亭主が記念撮影用カメラと記念品目録を持ってラストスパートをかけているチャレンジャーにエールをおくろうと現場に来ております。 では居酒屋『ざ・論民』フランチャイズチェーンオーナーで当店亭主の孫逸郎(そんいつろう)さんにお言葉を頂きましょう! では孫オーナーどうぞ!」
オーナー亭主、店の宣伝を兼ねて曰く、「え~、オーナー亭主の孫です。 同じ孫でもソフトバンクの孫正義オーナーの親戚ではありませんのであしからず! 『本音で語り合える対話処』居酒屋『ざ・論民』毎度御ひいきをあずかっております。 え~、このたびチャレンジャーが成功しました暁には、記念品として何と! JTBで行く『おもいっきりハワイ満喫6泊8日の旅』をプレゼントいたします。 清水の舞台から飛び降りまして、奮発しました。 もう少しでおます! ぜひおきばりやす。」
バイザー京華曰く、「店内放送をお聞きのお客様、お聞きになりましたか? 記念品は何と海外旅行ですよ! ぜひお客様もこの機会を逃さずにハワイ旅行をGETして下さいませ!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート129」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。
バイザー京華(きょうか)マイクを手にして曰く、「チャレンジャーは冷静です。 慌てずゆっくりゆっくりゆっくり飲み進めています。 すでにピッチャーの半分をクリアーしたところです。 マラソンで言えば折り返し点のターニングポイントでありましょうか? 実況アナバイザー京華、私事ですが、マイクを握る手が興奮のあまりかなり汗をかいております。 まさに手に汗握るとはこのことでしょうか? 店内の皆さま、では、ここでお仲間のお連れ様にコメントをいただきましょう。 こちらのお客様は木村拓哉さんとペ・ヨンジュンさん、イ・ビョンホンさんと明石家さんまさんを足して合計してクォーターにした精悍(せいかん)なお顔立ちでスタイリッシュな方ですよ! 一言でまとめればイケメン王子そんなニックネームがピッタリの方です。 では一言お願いします。」
子貢(しこう)、バイザー京華にいきなりマイクを向けられコメントを求められて曰く、「あ、あ、カメラさんどこ?」
バイザー京華曰く、「カメラはありません! 音声だけですよ!」
子貢曰く、「まさかのまさか、このチャレンジが長年の夢とは知りませんでした。 彼には是非成功してこの栄誉を歴史に留めて欲しいです!」
バイザー京華曰く、「どうもご友人に熱いエールのコメントありがとうございます。 チャレンジャー、2/3をクリアしたところで止まってしまいました。 このルールではジョッキに口を離さないでビールが唇に触れていれば、一気飲み状態は継続中と見なされますので
止まっても失敗ではありません。」
諸君、顔回(がんかい)、どんぐりまなこで童顔ではあるが、実はアルコールの方もめっぽう強い!
孔門一、二の酒豪である。
顔色一つ変えない。
とりわけ今宵はまるでバッカス神が取り憑いた如くである。
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート128」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。
子路 (しろ)曰く、「神北(かんぺき)、アンケート用紙なんかもらったか?」
神北答えて曰く、「もらってないすよ~。」
子路曰く、「バイザー京華(きょうか)! 誰もアンケートなんか答えちゃいねえのに、いい加減なこと言いやがって、あのアマくせもんだぜ!」
神北答えて曰く、「でも、先輩、面白いじゃないですか! 先輩は、回(かい)さんに成功して欲しい? 失敗して欲しい? 本音はどっちですか?」
子路答えて曰く、「俺の腹は決まってるぜ! お前はどうなんだ?」
神北答えて曰く、「僕ですか? 僕は同門のよしみで是非成功してほしいです!」
子路答えて曰く、「おまえ、回に惚れたのか?」
神北答えて曰く、「よして下さいよ! 何故か回さんはとっつきづらいところがありますが、憎めないんですよ!」
子路曰く、「確かにとっつきづらいが、可愛いところもあるからな。」
神北曰く、「先輩、今まで回さんに嫉妬していたくせにどうしたんですか?」
子路曰く、「うるせえや~い! なんかバカバカしくなってきちまったぜ!」
神北曰く、「ところで先輩、本音はどっちですか?」
子路答えて曰く、「本音? もちろん回に成功してほしいよ!」
神北曰く、「え~、うっそ~。 それって偽りのない本音ですか?」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート127」だ。
諸君、この「論語創作ものがたり」の始まりは、子路(しろ)の嫉妬がそもそもの物語の発端であったね。
子貢(しこう)も「本音で答えて曰くアンケート」に顔回のチャレンジ「失敗」の方に心の中のアンケート用紙に本音でマルをした。
やはりここでもライバルの顔回には負けたくないんだ。
「論語」の中に子貢と孔子先生とのやりとりがある。
子貢問いて曰く、「賜(し)やいかん」。 子曰く、「なんじは器なり」。 曰く、「なんの器ぞや」。 曰く、「瑚璉なり」。
子貢が孔子先生に問いかけた。 「先生、先生から見た私を率直にご批評願います。」 「子貢お前は器(うつわ)だ。」 「器と申しますと?」 「瑚璉(これん)だよ。」
この対話を推測するに「孔門に子貢あり」と孔門内外から言われだしてきていたんだろう。
その噂を子貢も聞いていて、そこで師の率直な評価を聞きたいということだね。
孔子先生は、「お前は器だ。君子などではないぞ! つけあがるな。」と皮肉たっぷりに言っておきながら、「しかし、君子ではないが宗廟の祭りにあわときびを盛って神前に供えるための貴重な祭器で最高のものだ。」と返答をした。
こんなやりとりからも「同門のよしみとしてはチャレンジにぜひ成功してほしいが、ライバルとしては失敗してほしい。」。
「顔回には負けたくない」という抑えがたい感情情念がそうさせるんだな!
改めて、諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。
店内放送が入る。
「チャレンジの火ぶたがいよいよ切って落とされました。 チャレンジャー、かなり気合が入っていますが、落ち着いています。 額にうっすら汗がにじんでおります。 ではここで店内でアナウンス中にお配りしました『ピッチャー一気飲み本音で答えて曰く、成功 or 失敗アンケート』を早急に集計いたしました。 ここでアンケートの集計結果をお伝えします。 アンケート者数は来店のお客様と当店従業員の総数から亭主と私ジャッジのバイザー京華、そして一部のお客様を除きまして、『成功』と答えた方は全体の10%でした。 一気コールで盛り上がっている割に『失敗』と答えた方は意外に90%でした。」
子路 (しろ)曰く、「本音で答えて曰くアンケート? 何じゃそりゃ!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風