諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート112」だ。
諸君、約二千五百年前の中国の時代は男尊女卑だったんだ。
もちろん日本国のついこないだの大東亜戦争の終戦以前も同じことであったんだね。
「婦人参政権」つまり女性が政治に参与する権利のことだが、世界でも19世紀後半から欧米で婦人参政権獲得運動が活発化し、19世紀末から20世紀初頭に欧米各国で実現。
諸君の日本では1945年(昭和20年)の戦後の選挙法改正で初めて認められたんですぞ。
女性の普通選挙の参加が認められたのも終戦後の昭和20年であったことは御存知でありましょうよ。
話は変わるが、戦前までは、男だけは浮気してもいいけれど
しかし、女が浮気したら間男(まおとこ)で懲役に入れるという法律があったんだ。
かたや男の浮気は罪にならないんだ。
すればするほど男に甲斐性があるとされたんだ。
御丁寧に女が三つピラミッド状に並んでいる。
「姦通罪(かんつうざい)」と言うんだがね。
男が三つピラミッド状に並んでいる漢字はないんだぜ。
この姦通罪てのは、夫のある女性が夫以外の男性と姦通することによって、その女性と相手方について成立する犯罪なんです。
今じゃ朝の通勤電車のラッシュ時間には女性専用車両があるほど女性が守られているがね。
戦後の昭和22年に廃止になりました。
今時のご時世に、この法律が適用されれば、テレビでお馴染みのあの人もこの人も「テレビキャスターのあのおねえさんも捕まっちゃったね。」、なんてすごいことになるな。
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート111」だ。
諸君、昨日の引き続き子路とおねえさんの対話です。
いちご大福おねえさんただものじゃないね。
いよいよその正体が明かされますぞ。
女子店員大声で大見得を切って曰く、「女から生まれた男の中の男のくさった子路(しろ)。 いちいちうるせえんだよ! お前は何者だ! お前は何者だ! 私者女だよ! 女の中の女だよ! 女をなめるんじゃないぜ! 聞いてりゃ仁者や君子でないものが口巧者(くちごうしゃ)に『仁者だ! 君子だ!』偉そうに語るな! 今どきゃ、女をばかにしたりないがしろにしたりしたら選挙に落ちるわよ! 政治家なんて半分は女の票で成り立ってんじゃないの! 女人禁制? 偉そうに言わないで欲しいわね! これからこの国をしょって立つ総理大臣は女から出るのよ! 孔子が男から生まれたんならいざ知らず、女から生まれといて女と子供のグチ言っているようじゃ君子でも仁者でもないわね! イエス・キリスト様だって女のマリア様から生まれたって言うじゃないか。 イエス様が男のヨセフから生まれたって聞いたことないわよ。 ボケ!」
子路脂汗(あぶらあせ)をたらして曰く、「おねえさん、わかった! おねえさんの言う通りだよ! 孔子先生も女からうまれたんだよ、きっと。 そうむきになるなよ! 気を静めて! 穏やかに話そうじゃあ~りませんか!」
女子店員曰く、「子路もなかなか殊勝な心になったとみえるわ。 では許してあげましょう!」
子路胸をなでおろして曰く、「きれいでかわいいおねえさん、本当にあなた様はどなた様でございますか?」
女子店員大見得を切って曰く、「なんだかんだと問われてみれば、自ら名乗るもおこがましいが、ズバリ!」
子路生つばを飲みこんで曰く、「ズバリ! 何?」
女子店員曰く、「私の正体は、泣く大人も黙る『ざ・論民』FC本部所属派遣社員お客様係本部指導官兼任本部派遣スーパーバイザー、人呼んでバイザー京華(きょうか)とはあたいのこったぁ~!」
子路驚いて曰く、「ずいぶんなげえ肩書だな! お前、スケバン バイザーだったのか?」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート110」だ。
諸君、居酒屋「ざ・論民」のお店のコンセプトは「本音で語り合える対話処」なんだ。
あらためてここは居酒屋「ざ・論民」「先進(せんしん)の間」であります。
女子店員凛(りん)として曰く、「子路(しろ)様」
子路反射的に答えて曰く、「あらたまって、何だよ?」
女子店員慈愛を込めて曰く、「子路様は、男からお生まれになったんですか? それとも女からお生まれになったんですか?」
子路自信たっぷりに答えて曰く、「あたり前だい。 俺の母親は女に決まってんじゃねえか! 俺は女から生まれたんだい!」
女子店員熱く慈愛を込めて曰く、「その決まってる女性から生まれた子路さんは、男ですよねぇ~?」
子路さらに自信たっぷりに答えて曰く、「あたぼうよ。 俺は男の中の男だ!」
女子店員さらに熱く慈愛を込めて曰く、「では孔子先生は男からお生まれになったんですか?」
子路急に醒めて曰く、「さあなぁ~? 女人禁制、女を受け入れないところをみると、もしかしたら男から生まれてきたかもしれんなぁ~?」
女子店員急に醒めて曰く、「嘘おっしゃい! 孔子先生もお母さんからお生まれになったんですよ! 男も女も母親から生まれてくるんです。 それが天の摂理というものです。」
子路あっけにとられて曰く、「一体全体、おねえ様はどこのどなた様でございますか?」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート109」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進(せんしん)の間」であります。
子路(しろ)ブツブツつぶやいて曰く、「それにしても神北(かんぺき)のやろう、ずいぶんと遅いなぁ! 便所の中で一夜を過ごす気かよ。 このままじゃ夜が明けちまうじゃねえかぁ!」
女子店員ビールを持って入って来て曰く、「はい、子路様、同じプレミアム生ビール(大)ジョッキお隣からの返礼だそうですよ。 『お隣のよしみ、ありがたく頂戴いたしました。』と伝えて下さいとのことですよ! あら、神北様いらっしゃいませんねぇ。」
子路小声で曰く、「神北はトイレだよ。 おい、おたふく! 話が違うじゃねえかぁ! あのときねえちゃんは何と言ったかよ! え~っ? 『必ず隣のやつに挨拶して下さるように念を押しておきますからね!』 こう言ったんだぞ。 これじゃ逆にこっちから先に挨拶に顔を出さなきゃならなくなっちまったじゃねえか!」
女子店員曰く、「はい、子路様、私は確かにお隣の間のお客様に『ご挨拶して下さいな!』と念を押してきましたよ。 どうなさるかは、隣のお客様のご自由ですから。 お客様に向かって『あいさつしろ! あいさつ子路!』なんてとても言えたものじゃありませんよ! 子路様それが礼儀というものじゃありませんか?」
子路曰く、「え~い、いまいましいおなごだ。 こう言えばああ言うし、まるで『おんな子貢』だ。 お前一体何者だ? この店の店員にしておくには実にもったいないが、 しかし、うちの孔子塾は女人禁制なんだ。 おねえちゃんが男なら是非孔子先生に引き合わせたいよ!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート108」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而(がくじ)の間」であります。
子貢(しこう)小声で曰く、「それじゃピッチャーの一気飲みなんかしている場合じゃないではありませんか。」
顔回(がんかい)小声で曰く、「子貢君、それは私の長年の夢です。 すぐにチャレンジします。 お手間はとらせませんよ!」
女子店員枝豆を持って来て曰く、「はい、おまちどうさまです。 枝豆大盛り2ツです。 遅くなりました。 どんぐりまなこのお客様、ピッチャーの一気飲みにチャレンジするんですか? すごい! カッコイイ~! 是非夢を叶えて下さいな!」
顔回小声で曰く、「子貢君、おねえさんに、私の枝豆に対する熱いアドバイスを正しく伝えてくれたんですか? 何やら枝豆の大盛りと言っておりますが。」
子貢小声で曰く、「回さんが枝豆がお好きなので、私のほうで大盛りにして持って来るようにオーダーしたんですよ!」
顔回小声で曰く、「子貢君、そういう問題じゃないですよ。 枝豆の並盛が小盛であるから、並盛は並盛で持って来ることが本来で本筋と申したまでです。」
子貢小声で曰く、「回さんそんなに目を大きく開いてむきにならないで下さいよ! 牛丼じゃあるまいし、どうでもいいじゃないですか?」
顔回小声で曰く、「孔子先生は『巧言令色(こうげんれいしょく)鮮(すく)なし仁。』と常々言っておられますよ。 子貢君も直接薫陶を受けておられるでしょう。」
子貢小声で曰く、「回さん、孔子先生の話と枝豆とどう結びつくんですか? それよりピッチャーの一気飲みチャレンジするなら早くお願いしますよ。 回さん、話が回りくどくていけません。」
諸君、ちなみに「巧言令色(こうげんれいしょく)鮮(すく)なし仁。」とは、「言葉を飾り立て、いかにもという顔で表情をとりつくろうとする手合いに限って『仁』には程遠い。」ということである。
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート107」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而(がくじ)の間」であります。
前回は「枝豆の無料券」にこだわった顔回(がんかい)でありました。
顔回小声で曰く、「そうだ、子貢(しこう)君! いよいよ待ちに待ったピッチャーの一気飲みをチャレンジしまずぞ!」
子貢小声で曰く、「回さん、それにしてもここにある生ビールのジョッキ2ツは何ですか?」
顔回小声で曰く、「それはお隣の客から、『隣になったよしみだから飲んでくれ』と言って、子貢君がトイレに行って長居をしている間におねえさんが持って来たんだよ。」
子貢小声で曰く、「隣って、子路(しろ)先輩と神北(かんぺき)君の部屋ですね!」
顔回小声で曰く、「そうなんですよ! その二人から何を思ったのか差し入れなんですよ!」
子貢小声で曰く、「こちらの様子伺いか、私達の素性がバレたんでしょうか? 差し入れなんておかしいですよ。」
顔回小声で曰く、「私もそう思うんだよ。 それでおねえさんに聞いたんですよ。 『私達のことは話していませんよね!』と。 するとおねえさんは『イケメンのお兄さんが静かに呑んでいますよ。』と言ったそうだ。 あとは余計なことは話していないそうです。 そして『お隣のよしみですから、ぜひ挨拶して下さい。 それが礼儀というものでしょ。』と言われたんですよ!」
子貢小声で曰く、「何か変ですよね。 何か企んではいませんか?」
顔回小声で曰く、「私もそう思ってね。 挨拶なんて出来る訳ないから、どうしようかと思いあぐねているとおねえさんが間髪いれずに、『同じものを飲んでいますから、同じものをお持ちして、返礼したらどうですか。』と提案されてね。 『そうすればこちらから顔出して挨拶しなくてもすむじゃないですか。』とおねえさんが御丁寧におっしゃるものだから・・・ 子貢君が『支払いは心配しないで下さいね。』と言ってくれましたから、ここは不肖顔回、子貢君の男気を買って遠慮せずに隣に同じものを返礼させて頂いた次第ですよ!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート106」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而(がくじ)の間」であります。
女子店員ビールを持って入って曰く、「はい、おまたせ生ビールピッチャー1ツ大ジョッキ1ツですね。 すぐに枝豆大盛り2ツ持って来ますね!」
子貢(しこう)小声で曰く、「ちょっと待ってよ。 おねえさんに聞きたいことがあるんだ。」
女子店員曰く、「はい、何でございましょうか?」
子貢小声で曰く、「トイレの貼り紙に『一回で的に命中したお客様はお申し出下さい。 大当たり賞として粗品を進呈いたします。 嘘偽りない自己申告制。 ただし、来店一度につき一回の有効』と書いてあるが、実はその的に一回で命中したんだ。」
女子店員曰く、「それはそれは、おめでとうございます。」
子貢小声で曰く、「おねえさん、それで大当たり賞の景品は何をくれるんだい?」
女子店員曰く、「はい、大当たり賞は枝豆1ツ無料券ですよ!」
子貢小声で曰く、「何だよ! 枝豆かよ!」
女子店員曰く、「今回は使えませんよ。 次回、来店されたときは使えますからね。 ただし有効期限は本日より1カ月間ですよ。」
子貢小声で曰く、「おねえさん、せっかくだが、そのサービス券はいらないよ!」
女子店員曰く、「はい、承知しました。」
顔回(がんかい)小声で曰く、「ちょっと、ちょっと、待って下さい、うさぎさん! その券、私がもらっておきます。」
子貢小声で曰く、「回さん、また飲みに来るんですか?」
顔回小声で曰く、「今日の子貢君との記念に天井に貼っておきたいんですよ。」
子貢小声で曰く、「まるで、千社札ですね。 好きにして下さい。」
顔回小声で曰く、「おねえさん、私も命中したらもう一枚サービス券いただけますか?」
女子店員曰く、「はい、さしあげますよ!」
顔回小声で曰く、「それを聞いて安心したよ!」
女子店員曰く、「どんぐりまなこのお客様は神経質なんですね!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風