2010年5月10日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート107

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート107」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而(がくじ)の間」であります。
前回は「枝豆の無料券」にこだわった顔回(がんかい)でありました。

顔回小声で曰く、「そうだ、子貢(しこう)君! いよいよ待ちに待ったピッチャーの一気飲みをチャレンジしまずぞ!」

子貢小声で曰く、「回さん、それにしてもここにある生ビールのジョッキ2ツは何ですか?」

顔回小声で曰く、「それはお隣の客から、『隣になったよしみだから飲んでくれ』と言って、子貢君がトイレに行って長居をしている間におねえさんが持って来たんだよ。」

子貢小声で曰く、「隣って、子路(しろ)先輩と神北(かんぺき)君の部屋ですね!」

顔回小声で曰く、「そうなんですよ! その二人から何を思ったのか差し入れなんですよ!」

子貢小声で曰く、「こちらの様子伺いか、私達の素性がバレたんでしょうか? 差し入れなんておかしいですよ。」

顔回小声で曰く、「私もそう思うんだよ。 それでおねえさんに聞いたんですよ。 『私達のことは話していませんよね!』と。 するとおねえさんは『イケメンのお兄さんが静かに呑んでいますよ。』と言ったそうだ。 あとは余計なことは話していないそうです。 そして『お隣のよしみですから、ぜひ挨拶して下さい。 それが礼儀というものでしょ。』と言われたんですよ!」

子貢小声で曰く、「何か変ですよね。 何か企んではいませんか?」

顔回小声で曰く、「私もそう思ってね。 挨拶なんて出来る訳ないから、どうしようかと思いあぐねているとおねえさんが間髪いれずに、『同じものを飲んでいますから、同じものをお持ちして、返礼したらどうですか。』と提案されてね。 『そうすればこちらから顔出して挨拶しなくてもすむじゃないですか。』とおねえさんが御丁寧におっしゃるものだから・・・ 子貢君が『支払いは心配しないで下さいね。』と言ってくれましたから、ここは不肖顔回、子貢君の男気を買って遠慮せずに隣に同じものを返礼させて頂いた次第ですよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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