諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート182」だ。
諸君、こんな時にこそ、クンバハカ(神経反射の調節法)を知っていたら腰は抜かさなかったろうな。
諸君も理屈抜きにして、天風式クンバハカ法を会得しなさいよ!
腹が立つこと、心配なこと、恐ろしいこと、何かにつけて感情、感覚の刺激、衝動を心に感じたらすぐ肛門を締めちまう。
そしておなかに力を込めると同時に肩を落としちまうんだ。
何度も繰り返すようだが、この三か所がそうした状態にされた時に初めて感情や感覚の刺激衝動が心には感じても神経系統に影響を与えないという、いわゆる影響を減ずる効果がある。
諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「正解! 『水戸◎門』だぜ。 実は俺、お銀さんの隠れファンなんだけど、お銀さんが引退しちまったんで寂しいよ!」
子貢(しこう)曰く、「先輩、珍しく私と同意見ですね! 定番の徳川家三葉葵のご紋の印籠とお銀さんの入浴シーンが出てこないと『水戸◎門』見た気がしませんからね。」
神北(かんぺき)曰く、「私も同意見ですね! 何故かそれがないと落ち着きませんよね!」
顔回(がんかい)曰く、「私も同感! 以下同文。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート181」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「俺は陽明(ようめい)の体を後ろから羽交い締めにしてトイレの外へと引きずり出した。 すでに雨は本降りになっていた。 少しぐらい濡れてもどうせ漏らして濡れているんだからかまわねえ! 俺はやつの仙骨あたりを足の裏で蹴飛ばしながら同時に羽交い締めした両手を引き上げたんだ。」
神北(かんぺき)曰く、「先輩、何故そんなことしたんですか?」
顔回(がんかい)曰く、「神北君、腰を抜かして立てない場合、そこに気合を入れて蹴飛ばすと腰ぬけが動けるようになるんですよ。」
子路曰く、「そうなんだ。 いきなり立てはしないが、自分の力でハイハイくらいできるようになるんだぜ。」
子貢(しこう)曰く、「へえ~、それってすごいですよ! 先輩、小6なのにどうしてそんな技(わざ)がとっさにできたんですか?」
子路曰く、「子供の頃なのでうる覚えなんだが毎週月曜日夜8時からの時代劇のワンシーンなんだ。 ある男が夜道を提灯を持って急ぎ足で歩いている。 地蔵堂を通りかかった時になにかにつまづいてうつぶせにバタッところんでしまった。 起き上がろうとすると自分の顔と血まみれの顔が鉢合わせ。 男は驚き立とうとするが、立てない。 つまり腰を抜かして立てないんだ。 そんな所を通りかかった助さんだったか、格さんだったか、風車の弥七だったか定かでないが、こんな風にして腰を抜かした男を助けたんだ。」
子貢曰く、「それって人気時代劇『水戸◎門』じゃないですか。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート180」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
顔回(がんかい)曰く、「神北(かんぺき)君、実は私もノミの金玉がどのくらいの大きさだろうかと考えてしまったんですよ。 それにノミに心臓ってあるでしょうかねぇ~」
子貢(しこう)曰く、「回(かい)さん、ノミの金玉でもノミの心臓でも『極めて小さい』という意味でしょう。 『ノミの心臓みたいに気が小さくて臆病である』という例えでしょう。」
顔回曰く、「子貢君、君に問いたい! 何故ノミなのか? シラミではいけないのですか?」
子貢曰く、「回さん、私もノミの金玉もノミの心臓もこの目で見たことはありませんよ。 人の気持ちが極めて小さいことの例えですから、シラミでもミジンコでもかまいませんよ。 屁理屈を言わないで下さいよ!」
子路(しろ)曰く、「おいおい、お前ら内輪もめはやめんか! どうでもいい小さいことにこだわるなよ。」
顔回曰く、「では子路先輩、大きいことだったらこだわってもいいですか?」
子路曰く、「回よ、そうむきになってかみつくな!」
子路曰く、「おいお前ら、話を元に戻すぞ!」
顔回曰く、「では、先輩話の続きをお願いします。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート179」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子貢(しこう)曰く、「それからどうしたんですか?」
子路(しろ)曰く、「俺はよじ登ったトイレの隙間からそっとリュックをおろして、中に降りたんだ。 トイレの天井を向いて仰向けに倒れている陽明(ようめい)を起こしてトイレの壁に座らせたんだ。 そしてロックをはずしてトイレの戸を開けた。」
顔回(がんかい)曰く、「面白くなってきましたね。」
子路曰く、「陽明をゆすり起こしたんだ。 やはり直感は当っていて気を失っていたんだな。 意識を取り戻した陽明はいきなり俺に抱きついた。 『子路ちゃん、おれ、おれ、見ちゃったんだよ! 聞いちゃったんだよ!』 『漏らしたきたねえ手で抱きつくんじゃないよ。 まぁ~とりあえず陽明が無事であってよかったぜ。 話は後でよく聞くからとりあえずここから出て着換えろよ。』 『子路ちゃん、ありがとう。 でも立ち上がろうとしても立ち上がれないんだ。』 『お前、腰を抜かしたな! おい陽明、そのまま動くな。 俺がトイレから引きずって外に出すからそのままにしてろ。』 『うん、子路ちゃん、わかった。』」
顔回曰く、「先輩、小学6年生で大人顔負けの判断と行動ですね! ふつうなら、そんな状態の陽明ちゃんを見たらすぐにでも付き添いの先生を呼びに行きますものね。」
子路曰く、「普通はそんなんだがな。 陽明との男と男の約束があったものだから、後で本当の理由を先生や友達に聞かれたらやつは学校へ来なくなっちまうと思ったからだ。」
子貢曰く、「でも呼びかけに答えない緊急事態であったんでしょうからどんな事情であれ先生をすぐに呼びに行くべきですよ!」
子路曰く、「やつはとてもシャイでナイーブで心臓はノミの金玉ぐらいしかないんだ。 漏らしたことが皆に知れたらその後のマインドケアーが大変なんだ。 それに俺の子分でもあるから、俺が面倒をみなくっちゃと思ったんだ。」
神北(かんぺき)曰く、「子路先輩、『ノミの金玉』ってどのくらいの大きさですか?」
子貢曰く、「神北君、察して下さいよ! 先輩は『ノミの心臓』って言いたかったんですが、間違えたんですよ!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート178」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「とにかく俺は甥陽明(おいようめい)のリュックを取りに行った。 皆は2階の教室の2室を男子と女子にわけて寝泊まりすることになっていた。 すでにリュックはそこに持って行かれていたんだ。 やつのリュックを背負ってすぐにトイレに戻ったんだ。」
顔回(がんかい)曰く、「ムムム・・・」
子路曰く、「『甥陽明、リュックを持って来たぞ。戸を開けろ。』 甥陽明は俺の呼びかけにこたえなかった。 『おい、陽明、リュックを持って来てやったぞ。 もらしてしまったことははずかしいことじゃないぜ! リュックを渡すからはやく戸をあけろよ。』 2度の呼びかけにも無言。」
顔回曰く、「ムムム・・・」
子路曰く、「俺は思いっきりジャンプしてトイレの戸の上に手をかけよじ登った。 そしてやつのいるはずのトイレの中をのぞいてみたんだ。 すると・・・」
顔回曰く、「すると・・・。 どうだったんですか?」
子路曰く、「やつはトイレの中で寝ていたんだ。 『おい陽明、起きろ、寝てる場合じゃないぞ! おい、陽明、リュックを投げるぞ!』と大声で怒鳴ったがやつの反応がないんだ。」
顔回曰く、「ムムム・・・」
子路曰く、「最初は陽明が『ただ居眠りでもしているのだ。 のんきなやつだ。』と思ったが、『何か様子が変だ。 これは違う!』と直感したんだ。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート177」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子貢(しこう)曰く、「子路(しろ)先輩! 子路ちゃんと陽明(ようめい)君との秘密で、『誰にも言わないでよ!』と言う約束ごとなんですよね。 誰にも言ってはいけないことを聞いてしまいましたよ。」
子路曰く、「もう何十年も経っているんだ! この約束はすでに時効だ。」
顔回(がんかい)曰く、「まあ、今さらどうでもいいことですから、そこは聞かなかったことにしましょう。 その先をお願いします。」
子路曰く、「さすがに顔回は子貢君と違って人間ができてるねぇ! 重箱の隅を楊枝でほじくるような度量の小さい男ではないな!」
子貢曰く、「度量が小さくて悪かったですね! 先輩は度量が大海のごとく大きいですからね! ああやだやだ。」
顔回曰く、「子貢君、ボヤキはみっともないですよ! ここは子路先輩に話の続きをしてもらいましょう。」
子貢曰く、「先輩すいません。 話の続きをお願いします。」
子路曰く、「おお、子貢よ、そういう謙虚な態度で先輩を敬う心が大切だぞ! では、話の続きをしよう。 俺は急いで陽明のリュックを取りに行こうとしたが、もう一人一緒に来た玄徳(げんとく)の姿がなかったんだ。 とっくに皆のいる所に戻っているかと思ったんだ。」
顔回曰く、「え~え、玄徳ちゃんが行方不明になったんですか?」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート176」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「 『陽明(ようめい)慌てるな! 落ち着け!』 『子路ちゃん、落ち着いてられないよ!』 『とにかくここから出て来いよ!』 『いやだよ!』 『おい、いくら友達のお前でもこの子路に逆らうと、この便所の戸を蹴破るぞ!』 『子路ちゃん、わかったよ! 俺、もらしちゃったんだよ!』 『お前、さっきの見たのか?』 『何それ? 何も見ちゃいないよ。 ただ我慢できずにトイレに駆け込んだけど、間に合わなかったんだ。』 『それじゃ、何か? さっきの悲鳴は、ただ単に陽明がもらしただけのことか?』 『ひどいよ、俺にとってはこのままじゃトイレから出られないじゃないか。 だからどうしようかと途方に暮れていたんだよ!』 『わかった。 おい陽明、お前着替えを持って来てるよな!』 『子路ちゃん、あるよ! リュックの中にパンツとシャツと体操服も入ってる。』 『わかった、俺がお前の着替えを持ってきてやるから待ってろ!』 『子路ちゃん、ありがとう。 ついでにトイレットペーパー上から投げ込んでよ。 もう使い果たしちゃったんだ。』 『わかった、隣のペーパーを上から投げ込んでやる。』 『子路ちゃん、ありがとう。 すぐに来てね!』 『わかった、すぐ来るからな!』 『それと子路ちゃん、このことは子路ちゃんと僕だけの秘密で、誰にも言わないでよ!』 『わかったぜ、誰にも言わないから安心しろよ!』」
顔回(がんかい)曰く、「ただのおもらしだったんですか? トイレの花子さんがてっきり出てきて驚いておもらししたと思っちゃいましたよ。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風