本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート178」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「とにかく俺は甥陽明(おいようめい)のリュックを取りに行った。 皆は2階の教室の2室を男子と女子にわけて寝泊まりすることになっていた。 すでにリュックはそこに持って行かれていたんだ。 やつのリュックを背負ってすぐにトイレに戻ったんだ。」
顔回(がんかい)曰く、「ムムム・・・」
子路曰く、「『甥陽明、リュックを持って来たぞ。戸を開けろ。』 甥陽明は俺の呼びかけにこたえなかった。 『おい、陽明、リュックを持って来てやったぞ。 もらしてしまったことははずかしいことじゃないぜ! リュックを渡すからはやく戸をあけろよ。』 2度の呼びかけにも無言。」
顔回曰く、「ムムム・・・」
子路曰く、「俺は思いっきりジャンプしてトイレの戸の上に手をかけよじ登った。 そしてやつのいるはずのトイレの中をのぞいてみたんだ。 すると・・・」
顔回曰く、「すると・・・。 どうだったんですか?」
子路曰く、「やつはトイレの中で寝ていたんだ。 『おい陽明、起きろ、寝てる場合じゃないぞ! おい、陽明、リュックを投げるぞ!』と大声で怒鳴ったがやつの反応がないんだ。」
顔回曰く、「ムムム・・・」
子路曰く、「最初は陽明が『ただ居眠りでもしているのだ。 のんきなやつだ。』と思ったが、『何か様子が変だ。 これは違う!』と直感したんだ。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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