本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート181」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「俺は陽明(ようめい)の体を後ろから羽交い締めにしてトイレの外へと引きずり出した。 すでに雨は本降りになっていた。 少しぐらい濡れてもどうせ漏らして濡れているんだからかまわねえ! 俺はやつの仙骨あたりを足の裏で蹴飛ばしながら同時に羽交い締めした両手を引き上げたんだ。」
神北(かんぺき)曰く、「先輩、何故そんなことしたんですか?」
顔回(がんかい)曰く、「神北君、腰を抜かして立てない場合、そこに気合を入れて蹴飛ばすと腰ぬけが動けるようになるんですよ。」
子路曰く、「そうなんだ。 いきなり立てはしないが、自分の力でハイハイくらいできるようになるんだぜ。」
子貢(しこう)曰く、「へえ~、それってすごいですよ! 先輩、小6なのにどうしてそんな技(わざ)がとっさにできたんですか?」
子路曰く、「子供の頃なのでうる覚えなんだが毎週月曜日夜8時からの時代劇のワンシーンなんだ。 ある男が夜道を提灯を持って急ぎ足で歩いている。 地蔵堂を通りかかった時になにかにつまづいてうつぶせにバタッところんでしまった。 起き上がろうとすると自分の顔と血まみれの顔が鉢合わせ。 男は驚き立とうとするが、立てない。 つまり腰を抜かして立てないんだ。 そんな所を通りかかった助さんだったか、格さんだったか、風車の弥七だったか定かでないが、こんな風にして腰を抜かした男を助けたんだ。」
子貢曰く、「それって人気時代劇『水戸◎門』じゃないですか。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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