2010年5月30日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート127

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート127」だ。

諸君、この「論語創作ものがたり」の始まりは、子路(しろ)の嫉妬がそもそもの物語の発端であったね。
子貢(しこう)も「本音で答えて曰くアンケート」に顔回のチャレンジ「失敗」の方に心の中のアンケート用紙に本音でマルをした。
やはりここでもライバルの顔回には負けたくないんだ。
「論語」の中に子貢と孔子先生とのやりとりがある。

子貢問いて曰く、「賜(し)やいかん」。 子曰く、「なんじは器なり」。 曰く、「なんの器ぞや」。 曰く、「瑚璉なり」。

子貢が孔子先生に問いかけた。 「先生、先生から見た私を率直にご批評願います。」 「子貢お前は器(うつわ)だ。」 「器と申しますと?」 「瑚璉(これん)だよ。」

この対話を推測するに「孔門に子貢あり」と孔門内外から言われだしてきていたんだろう。
その噂を子貢も聞いていて、そこで師の率直な評価を聞きたいということだね。
孔子先生は、「お前は器だ。君子などではないぞ! つけあがるな。」と皮肉たっぷりに言っておきながら、「しかし、君子ではないが宗廟の祭りにあわときびを盛って神前に供えるための貴重な祭器で最高のものだ。」と返答をした。
こんなやりとりからも「同門のよしみとしてはチャレンジにぜひ成功してほしいが、ライバルとしては失敗してほしい。」。
「顔回には負けたくない」という抑えがたい感情情念がそうさせるんだな!

改めて、諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

店内放送が入る。

「チャレンジの火ぶたがいよいよ切って落とされました。 チャレンジャー、かなり気合が入っていますが、落ち着いています。 額にうっすら汗がにじんでおります。 ではここで店内でアナウンス中にお配りしました『ピッチャー一気飲み本音で答えて曰く、成功 or 失敗アンケート』を早急に集計いたしました。 ここでアンケートの集計結果をお伝えします。 アンケート者数は来店のお客様と当店従業員の総数から亭主と私ジャッジのバイザー京華、そして一部のお客様を除きまして、『成功』と答えた方は全体の10%でした。 一気コールで盛り上がっている割に『失敗』と答えた方は意外に90%でした。」

子路 (しろ)曰く、「本音で答えて曰くアンケート? 何じゃそりゃ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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