2010年7月8日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート166

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート166」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)のれん越しに曰く、「遅くなってすみません。 神北(かんぺき)君どうぞお入り下さい。」

神北曰く、「では、失礼して入らせて頂きます。」

子路(しろ)曰く、「子貢! 神北! ずいぶんとおせえじゃねえか! 待ちくたびれたぜ。お前らハワイ旅行でもして来たんじゃねえのか?」

子貢曰く、「子路先輩、神北君に話があったものですから、つい話しこんでしまって遅くなりました。 お待たせしました。」

顔回曰く、「神北君、私の隣でよかったら、ここへどうぞお座り下さい。」

神北曰く、「はい、ありがとうございます。 では、おじゃまさせて頂きます。」

子路曰く、「では諸君、それぞれここへ来た経緯はともかくとして、奇(く)しくもここに孔家の門弟の四人が集った。 せっかくの機会であるから、回のピッチャー一気飲み成功の祝いもかねて乾杯して飲みなおそうぜ!」

顔回曰く、「私はビールは結構です。 十二分に頂きました。」

子路曰く、「そうだな! ホッピーにしよう!」

子貢曰く、「似たようなものじゃないですか?」

神北曰く、「まあまあ、大先輩の御三方! 祝宴ですから、芽台酒(マオタイジュウ)で乾杯したらどうでしょうか?」

子貢曰く、「芽台酒ですか?」

神北曰く、「はい!」

顔回曰く、「芽台酒と言えば、毛沢東国家主席がリチャード・ニクソン大統領をもてなし、周恩来が田中角栄首相をこの酒で接待したことなどで知られている結婚式などのお祝いの宴席で乾杯に用いられるあのお酒ですね!」

子貢曰く、「それはいいですね。 強い芳香があり、飲み干してもなお香りが残る。 その上飲み過ぎても二日酔いせず、むしろ適度の飲用は健康に良いとされていますね!」

子路曰く、「おめえら、うんちくが長えんだよ! 俺の知らない知識をひけらかすな。 いちいち癇(かん)に障るぜ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風

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