2010年12月29日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート340

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート340」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「先ほどの子路(しろ)を真の友人として生涯お付き合いを願いたいとする、神北(かんぺき)の存念を聞いていなかったね。 私もそこはぜひ聞いておきたい!」

神北曰く、「昨日の塾生の総合講義の中で先輩に呼ばれ演台下に立たされた時、私は子路先輩にホトホトあきれかえりました。 その折、自分が指図しておいてバラさなくていいことまで全部バラしてしまい、まったくもって・・・ どういう神経をしている方なのかとあきれかえるやらバカらしくなるやらでしたが・・・  ふっと私の胸に熱いものがこみ上げてきたんです。 ひょっとして、この人は、バカがつく根っからの正直者で、御自身の良心に順って生きているのではないかと・・・ そして・・・苦しくなると・・・自然に良心に従って自分から正直に本心をさらけ出す人だと・・・ 人を駆け引きに使い、利用するか、騙してきた私にはとても理解できない持ち主です。 しかし、子路先輩は、根から人を騙し陥れるような悪(ワル)にはなれない人です。 先生と同じように後輩であろうと真の友人となれば、命をかけて守ろうとしてくる人です。 暴力的で気ちがいじみたところも持ち合わせていますが、真の友人として本当に受け入れてくれたなら、こんな強い味方は得られません。 その代わり、一たび裏切れば、こんな怖い方はいません! 人の理屈で生きている方ではありませんから、常人の理屈や道理は通用しない方です。 私の身を置くところは、『人を信用するな!』が当たり前の事で、子路先輩のように暴露行為をすれば、裏切り者としてすぐに地位を追われ、干されて、下手をすれば命取りにもなりかねません。 はちゃめちゃな子路先輩ですが、命がけで付き合ってみたいと思ったのは、自分を曲げてまで命は欲しくないと覚悟を決めているところです。 そんな子路先輩の心意気に惚れたんです。 それが私の答えです。」

子曰く、「神北! 子路を理解し、受け入れてくれたようだね! 私から子路にその話をさせてまらうよ! 神北! 礼を言わせてもらう。 ありがとう。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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