本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート345」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
顔回(がんかい)独り言をつぶやいて曰く、「子路(しろ)先輩が怒って、バーミヤンの店員さんに、『かけラーメン十杯分をバケツに入れて持って来てくれ』って言ってたなぁ~ あの頃が懐かしいなぁ~」
突然、論民の玄関が開いて曰く、「お客さん、店の前でずっと立ってないで下さい!」
顔回答えて曰く、「はい、申し訳ありません。 ここで友人と待ち合わせしたもので・・・」
バイザー京華(きょうか)曰く、「あら、顔回さんじゃないですか! そんなとこに立ってないで、お店に入って下さいな!」
顔回曰く、「7時の約束なので、まだもう少し時間があります。 差支えなければ、表で待たせてもらいます。」
バイザー京華曰く、「寒いですから中に入って下さいな! 孔子先生をお待ちなんでしょう?」
顔回曰く、「はい、先生と子路先輩と先日おじゃました子貢(しこう)君と神北(かんぺき)君です。」
バイザー京華曰く、「回さんは、律儀なんですね! では、時間になりましたら、入って来て下さいな!」
顔回曰く、「はい、そうさせて頂きます。」
そこへ、孔子先生を乗せた子貢の三百馬力のベンツ馬車が止まった。
顔回曰く、「子貢君、愛用のベンツ馬車だ! 先生もご一緒だろう!」
顔回は、馬車の駐車場に駆けて行った。
子貢が馬車のドアを開けて曰く、「先生、着きました。」
子曰く、「御苦労様! 子貢、先ほど店の前に回がいたが・・・」
顔回駆けよって来て曰く、「先生! 先生!」
子曰く、「おう回よ。 もう来ていたのか? 私の来るのを外で待っていたのかね!」
顔回曰く、「はい、先生の来られるの待っておりました!」
子曰く、「店の中で待っておればよいのに・・・ さむかったであろう。」
顔回曰く、「先生を待っている間にあれこれ考えておりました。」
子曰く、「ほう、相変わらずだな! 回よ、今日は、子路の永年の慰労を兼ねてのごく内輪の跡目襲名の祝いだ!」
顔回曰く、「はい、先生、ありがとうございます。」
子貢曰く、「回さん、おめでとうございます! ここでは寒(さむ)ございます。 先生に風邪をひかれても困ります。 立ち話もなんですから、まずは、お店の中に入りましょうよ!」
顔回曰く、「そうですね! では、先生、こちらです。」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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