本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート337」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
神北(かんぺき)曰く、「子路(しろ)先輩曰く、『回(かい)は、三度の食事は盛り切り飯に汁一杯。 住居はって言うと、路地裏のあばら家。 並みの人間なら音(ね)を上げそうな超貧乏暮らしのくせに、心情は、心は錦、微動だにもしない。 “まったくもって偉い男だ。 回は偉い! 回は偉い!” すでに昔の事であるにも関わらず、先生は、口癖のように私(子貢しこう)に言うんですよ。』」
子貢曰く、「言ってないぞ! 俺は断じて言ってない! これは私を貶(おとし)める国家権力の陰謀だ!」
子曰く、「神北、続けなさい!」
神北曰く、「はい、子路先輩曰く、『これは明らかに回への身贔屓(みびいき)えこひいきですよ。』と子貢が言うんだ。」
子貢曰く、「言ってない~よ~! え~ん!え~ん!(これは子貢の泣き声です。)」
子曰く、「神北、続けなさい!」
神北曰く、「子路先輩曰く、『“同門の門人塾生でありながら、不平等ですよ。 君子たるものの取る態度でありましょうか?”と子貢が俺に愚痴る! 愚痴る!』」
子貢曰く、「愚痴ってない! 愚痴ってない! 神様に誓って俺は半分弱ぐらいしか愚痴ってません!」
子曰く、「神北、続けなさい!」
神北曰く、「子路先輩曰く、『内心は、回より俺の方が断然上だと認められたい子貢の嫉妬なんだがね。 “敬愛する子路大先輩以外に話せる人はいないので、相談にのって下さい!”とお願いに来たという訳なんだ。』と私に話したんです。 このいきさつは、子路先輩御本人に聞いて頂いて結構です。」
子貢曰く、「これは、子路先輩のつくり話です。 皆さん信用してはいけません。 この子貢を、この子貢を貶めるための策略です!」
子曰く、「子貢! うるさい! しばらく黙ってなさい!」
子貢曰く、「・・・無言。」
子曰く、「神北、それで、子路は子貢に何と答えたのかね?」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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