2010年12月27日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート338

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート338」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「はい、子路(しろ)先輩は、声色(こわいろ)をいきなり変えるんです。孔子先生になりきって、先生の声色を真似て話していたと思います。」

子曰く、「何! 私の声色を真似て話したのか?」

神北曰く、「はい、私はその時には、先生にお目にかかってはいませんでしたから、先生のものまねとはわかりませんでした。 ところが翌日に先生に会って話を聞きながら・・・子路先輩は、先生のものまねをしていたんだとわかりました。」

子曰く、「神北、そんなに私に似ていたのかい?」

神北曰く、「それは上手いものですよ! 先生の話し方、話の間合、所作まで、かなりよく似ていました。」

子曰く、「子路は人前で私のものまねをしているのだね! ま~、今度会ったら、私の物まねを見てみたいものだ。 それはそれとして、子路は何と答えたのだね。」

神北曰く、「『君子たるものであるならえこひいきは、よろしくないね。 門人に対して示しがつかなくなる。 子貢(しこう)、お前の言う通り、回(かい)の奴も先生が可愛がることをよいことに、先輩を差し置いて、いい気になっていやがる。 この際、ここらへんで孔家門人を代表して、回に百を聞いて一を知るように気付かしてやろうと思ってね。 これも後輩に対する子路先輩の愛のムチってやつだな。』と話してくれました。」

子曰く、「神北! 私の声色は真似ても、私はそんな下品な言葉は吐きませんぞ!」

神北曰く、「はい、そうですね!」

子曰く、「その先を話してくれたまえ!」

神北曰く、「先輩曰く、『大勢の門人諸君をまとめていかにゃならん立場だからな。』と言われて、私の名前を聞かれたもので、『何でもいいですが・・・』と答えましたら、『何でもいいと言う訳はいかない。 神北と名乗れ!』と言われたのです。」

子曰く、「神北と名付けたのには、意味があるのかね?」

神北曰く、「私も、名づけの意味までは理解できないのですが、神田の北京ダックで略して『神北』ということになったんです。」


子貢曰く、「どうせ先輩のことだ、飲み屋の壁に貼ってある『当店自慢のおすすめメニュー』を見て思いついたんでしょう!」

神北曰く、「そういえば、『神田産のアヒル使用、神田地どりの北京ダック』とありましたね!」

子曰く、「子路らしいな!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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