本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート347」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
ここは、孔子寮の子路(しろ)の部屋であります。
子路曰く、「“子路ちゃん、電話よ♡”(子路の携帯の着信ボイスです。) 何だ、寮母から、俺の携帯に電話が入るとは、珍しいこともあるもんだ。」
(寮母)「もしもし、子路ちゃん! 私!・・・私! 誰だかわかる?」
(子路)「なんだよ、オレオレ詐欺の女バージョンかよ? 『私』のその正体は、寮母じゃねえか。 何の用だ! 携帯に電話なんか滅多にかけてこないくせして、『私! 私!』とは、何だよ! 気持ち悪いぜ!」
(寮母)「ごめんね、子路ちゃん。 いつも寮にいて、子路ちゃんの顔を見てるから、あらためて電話なんかする必要なかったの!」
(子路)「俺に何か用件があて電話したんじゃないのか?」
(寮母)「ええ、そうなの・・・ 子路ちゃんに折り入って相談にのってもらいたいことがあるの。」
(子路)「俺に相談? 何だよ言ってみろよ!」
(寮母)「子路ちゃん、私は、電話じゃなくて、子路ちゃんと二人っきりで子路ちゃんの顔を見て話をしたいの。」
(子路)「じゃ、すぐ下に降りて行くよ! 寮のキッチンでテレビ見て、せんべいでもかじっているんだろう?」
(寮母)「子路ちゃん! 寮ではまずいの! どうしても子路ちゃんに大切な話を聞いてほしいの・・・ ねぇ、お願い! 子路ちゃん行きつけの居酒屋で待っているから、どうしてもそこに来て、私の大切な話を聞いてくれる?」
(子路)「大切な話って何だよ! 今、言えよ。 気になるじゃねえか。」
(寮母)「恥ずかしくて言えないの・・・ そこへ来たらね、子路ちゃんに・・・」
(子路)「何だよ、もったいつけやがって・・・ わかった! いつもの居酒屋は『論民』だな!」
(寮母)「そうよ! 『論民』で、PM7時30分に待っているわ! あっ、ごめん、私、『論民』の2階の座敷の部屋を予約しておくからね! 必ず7時30分に来てね! 子路ちゃんのこと、私待っているから・・・」
(子路)「お前にそこまで頼まれちゃな。 必ず、行くよ! 男の約束だ!」
(寮母)「子路ちゃん! 必ず一人で来てね。 男と女の約束よ! 私、子路ちゃんが来るまで、ず~っと待ってるからね。」
(子路)「わかった、わかったよ。 じゃあな。 (ガチャン!)」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
0 件のコメント:
コメントを投稿