2011年2月2日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート375

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート375」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「神北(かんぺき)よ! 君の心の中の更に内奥にある良心が、表に出ようとしているんだ! 自分を偽ることが出来なくなったのも良心の発露した表れなんだよ!」

神北曰く、「私の良心が表(おもて)に出て来たんですね・・・」

子曰く、「その通りだ。 およそ現象の世界にその生命を生かしつつあるものは、何れも全てが『見えざる実在の力』に依って、その命を保たれて居るんだよ! しかもこの『見えざる実在の力』こそは、世の人の言う『神』又は『仏』にして、また私が言うところの『天』であり、『根源の存在』であるんだ。」

子路(しろ)曰く、「先生! 俺には、さっぱりおっしゃっていることがわかりません!」

子曰く、「子路よ! 知ったかぶりするより、今はわからなくともよい! 何を語っているかわからずともいずれ腑に落ちる気付きが訪れるだろう。 ・・・諸君、人にして若しこの真理に正しく目醒めれば、その人生は、刹那直ちに堅固なる礎(いしずえ)の上に屹然として立てる万里の長城の如き、豪壮なる強さをもつに至るのだ。 かかる自覚こそは、人の命の本体である尊い霊魂の核である根源の光の一雫を、万物一切の根元をなす根源神と、確実に結びつけることになるがためである。 根源神なるものは、誠と愛の満ちたる絶対調和の精気である。 従ってこの信念が確固不抜のものとなり得れば、わが命は、求めずとても、愛と誠と調和という霊妙なる雰囲気の中に活きることとなり、期せずして、愛と誠と調和という聖なる精気は、私の命の隅々まで漲(みなぎ)り溢(あふ)れてくるのだ。 かくして私の心の中の一切の不純、一切の邪悪、一切の弱さと卑しさは、この聖なる気の流れで洗い清められるのだ。」

顔回(がんかい)から拍手がおこる。
「パチパチパチパチパチ・・・」

それにつられて子路、子貢、神北も拍手をする。
「パチパチパチパチパチ・・・」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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