2011年1月31日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート373

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート373」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「神北(かんぺき)! これは先生の受け売りだが、俺に誓うのは筋違いだぜ! お前の中の本当のお前に誓うんだ。 本当のお前に誓えるか?」

神北曰く、「本当の私に誓うとは・・・?」

子路曰く、「俺もそこらへんのことがいまだに良くわからないんだ! ・・・先生に伺ってくれよ・・・俺も先生に尋ねたかったんだ!」

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「皆さん、ずいぶんと難しい話をされているのね!寮母、話の中に入れな~い!」

子貢曰く、「先生がよくおっしゃるもう一人の本当の自分とは、真我(しんが)とも神我(しんが)とも内にある神とも呼んでおられるものですね!」

子曰く、「そのとおりだ! わかりやすく言えば、諸君や私の中に宿る良心のことだよ!」

神北曰く、「私の中に宿る良心のことですか!」

子曰く、「そうだ! 神北の心の中に在る良心に誓いを立てるということだよ。」

神北曰く、「もう少し御説明をお願いできますか?」

子曰く、「子路も良く聞きなさい! およそ人間の心の奥には、幽玄微妙(ゆうげんびみょう)はたまたおしはかることが出来ない一大心界があるんだ。 しかも、この心界は、森羅万象の創造の力と通じている。 人の多くは、この崇高なる心界が、まさか、我が命の中にあるとは気付いていないんだよ。 知らないものだから、徒(いたず)らに、心の一部に存在する低列低級なる心意にのみこの人生を委(ゆだ)ねているがために、二度と生まれ変わることのできないこの時をこころならずも価値なき苦しみと悶(もだ)えとを招いているのだ。 本当の我とは、心でもない、肉身でもないんだ。 つまり、人の霊魂だ。 これは、皆もすでに知っていることと思う。」

神来て曰く、「さきほど、先生は、『もう一人の本当の自分は良心だ。』と言われましたが、霊魂が良心なんでしょうか?」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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