2011年1月10日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート352

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート352」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき) 曰く、「お話中ですが、もうしばらくしたら子路(しろ)先輩が来られます。先輩は、先生や私共がここに来ていることを知りません。 孔子寮の寮母さんの相談にのるためにここにやって来ます。 先ほども子貢(しこう)さんの話声が部屋からもれておりました。 先輩に感付かれたら困ります。 京華(きょうか)さんには、私どもが来ていることは、言わないように言っておきました。 これからはひそひそ話しでお願いします。」

子貢小声で曰く、「そうだったね。 すまん、神北君!」

顔回(がんかい)小声で曰く、「寮母さんを使って子路先輩を引っぱり出したんですね! 神北君、何か子路先輩が可愛そうな気がします。」

子小声で曰く、「何はともあれ、わかりました。 子路が来てから、揃って乾杯をすることにしよう!」

子貢小声で曰く、「はい、準備は整えてあります。」

子小声で曰く、「では、子貢よ、話の続きに答えてくれたまえ・・・」

子貢小声で曰く、「はい、先生は以前にも『子貢よ、思いやりと譲り合いの精神で政治を行ったならば、国を治めることなどわけないさ。 思いやりの心がなければ、いくら礼の規則が整っていたって、そんなのはただの絵に描いた中華まんだよ!』とおっしゃいました。 私にとって“仁愛”とは、人に対しての“恕”の心、つまり、思いやりの心だと思います。」

子曰く、能く礼譲(れいじょう)を以て国を為(おさ)めんか、何か有らん。 能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何(いかん)。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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