2010年12月10日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート321

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート321」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「まあまあまあ、子貢(しこう)よ、そう話急ぐな。 前菜が来たぞ。」

そこへ、家人下男と下女が前菜を持って入って来た。

家人下男曰く、「お待たせしました。 航空便でオマール海老と一緒に生ガキと舌平目が届きましたので、御賞味下さいませ。 前菜の生ガキです。 レモンを絞ってカクテルソースでお召し上がり下さい!」

子曰く、「これはこれは、私の好物の一つです。 さあ、子貢(しこう)、神北(かんぺき)君、召し上がって下さい!」

子貢曰く、「最初は何もつけずにそのまま、潮騒の香りにのせて生ガキ本来の味を楽しむのが私は好きです。」

神北曰く、「私もそうです。 素材本来の味を確かめてから、料理の味を楽しみたいので、活きのいいものは生で食べるようにしています。」

子曰く、「ほうほう、それはそれは、二人ともなかなかの食通だね! 私は、そんな理屈より口の中に入れた瞬間、この何とも言えないカキのプリプリ感と海のミルクの独特の風味がたまらないね!」

子貢その言葉じりをとらえて曰く、「先生こそずいぶんと語りますね!」

子笑って曰く、「そうだな! 美味しいものを心おきない者と一緒に食べると、つい思わず語ってしまうんだ。 普段の食事は一人で食べているから、余計なおしゃべりをせずに、静かに食べ物と食べられることへの感謝をしつつ味わって食べていますよ。」

神北曰く、「今日は、せっかくの御馳走ですから、楽しい会話をしながら味わいたいものですね!」

子くつろいで曰く、「さあさあ、お次が来ましたぞ!」

下男が運んで来て曰く、「次は先ほどの舌平目のパイ包みです。 こちらは、ムール貝、たこ、芝海老、イカ等と海藻が入りました海鮮サラダです。 どうぞお好みのドレッシングでお召し上がり下さいませ。 先生は、ノンオイルの梅じそドレッシングでお願いします。」

子曰く、「はい、お気遣いありがとう! わかりましたよ。」

神北曰く、「先生、コレステロールを気にされているんですか?」

子曰く、「神北君、私は、何を隠そう、実はマヨラーなんだよ!」

神北曰く、「マヨラーなんですか!」

子曰く、「若い頃は、何にでもマヨネーズをつけて食べていたんだ。」

神北曰く、「へぇ~」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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