本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート319」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子貢(しこう) 曰く、「そうです。 もう一つの顔は、何を隠そう・・・」
神北(かんぺき)曰く、「それは何ですか? 子貢さん、もったいをつけないで下さいよ。」
子貢曰く、「何を隠そう、先生はスーパー霊能者なんです!」
神北曰く、「スーパー霊能者! どういうことですか?」
子曰く、「おいおい、子貢よ、勝手につくっていはいかんよ。 私はそんなことを言っておらんぞ!」
子貢曰く、「でも先生、まんざら嘘ではないでしょう。」
神北曰く、「先生、この写真は、間違いなく心霊写真ですか?」
子曰く、「間違いない、本物だ。」
神北曰く、「では、この少年は誰ですか?」
子曰く、「私の霊感では、これは少年時代の子路(しろ)であろう。」
神北曰く、「では、この少女は・・・」
子曰く、「この少女は、写真の角度によって、少女にも、大人の女性にも、また、この角度から見ると、老女にも見えてくる。 この少女はおそらく、人間ではあるまい。 なにかの精霊の類(たぐい)であろう。」
子貢曰く、「では、先生、神北君の顔の横のこれは何ですかね?」
子曰く、「これは、 物の怪(もののけ)の類であろう。 多分、少女につき従う眷族(けんぞく)であろうよ。」
子貢曰く、「眷族ですか?」
子曰く、「そうだ。 少女の使い走りってとこかな。」
神北曰く、「先生、写真一枚見て、どうしてわかるんですか?」
子貢曰く、「神北君、先生は先ほどから、『私の霊感では・・・』と言っておられるだろう。」
神北曰く、「霊感ですか? ・・・先生、それはどうやったら得られるんでしょうか?」
子曰く、「まあ、それはともかく今日は、神北君との親睦もかねて、ランチでも食べて雑談でもするとしようぞ。」
そこへ家人の下女が入って来た。
下女曰く、「御主人様、お食事の用意がととのいました。 迎賓の間へお越し下さいませ!」
子曰く、「はい、すぐいきます。 御苦労様。 ・・・では諸君、まいろうか。」
子貢、神北そろって曰く、「はい、御馳走になります。」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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