本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート318」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子曰く、「二人ともずいぶん盛り上がっているようだね。 何か面白いことでもあったのかい?」
子貢(しこう) 曰く、「はい、一昨日、回(かい)さんと私で居酒屋に飲みに行ったおり、偶然隣の部屋に子路(しろ)先輩と神北(かんぺき)君も飲みに来てまして、ひょんなことから合流して四人で飲んだんです。 その折に、閉店間際に四人と店のものとで記念写真を撮ったんです。 神北君が、昨日、講義が終わった後で、写真を取って来てくれたんです。 たまたま写真を今日持って来てくれて、私にも頂いたんです。・・・ その写真が面白いんですよ。」
子曰く、「ほう、そうかね。 面白い写真とは、私も見てみたいね!」
子貢曰く、「先生、よかったら見て下さい! 回さんいい顔して写っていますよ。」
子曰く、「それはそれは、よかった。」
孔子先生は、出された写真を手に取り、顔を前に出し写真をのぞきこんだ。
子曰く、「皆いい顔してるね! ・・・ 子貢よ、子路の横に少年がいるね! ここにも少女がいるね! ・・・どうして子供がいるのかね? 子供はこんなところにいちゃいかんよ! もう寝てる時間だろうが・・・ 男女七歳にして、居酒屋に席を同じゅうせず!」
子貢曰く、「先生、居酒屋に子供はいませんでしたよ! ところが写真に写ってたんですよ。」
子曰く、「子貢、もしかしてこれは心霊写真か!」
神北無言でうなずいた。
子貢曰く、「そうかもしれません。 ・・・先生、ここ見て下さい!」
子曰く、「神北君じゃないか。」
子貢曰く、「神北君の顔の隣に・・・写っているでしょ。」
子曰く、「何だこれは? ・・・ 心霊写真に間違いないな。」
子貢曰く、「神北君、実は先生にはもう一つの顔があるんですよ!」
神北曰く、「もう一つの顔ですか?」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
0 件のコメント:
コメントを投稿