2010年12月1日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート312

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート312」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

亭主曰く、「神北(かんぺき)はん! 何ぞ心当たりでもあるんですかいな?」

神北曰く、「いや、たいしたことではない。 それでわ写真をいただいて帰ります。 また四人で飲みに来させてもらいます。 京華(きょうか)さんに神北が『昨日は楽しかった。 ありがとう。』とお伝え下さい。」

亭主曰く、「へい、そりゃもう京華はん、喜びます。 伝えときますよ。」

神北曰く、「それでは、急ぎますのでこれで失礼します。」

亭主曰く、「それでは、またのお越しをお待ちしております。」

神北は、居酒屋「論民」を後にして、間借りしている商家の離れへと向かった。

神北ブツブツ独り言を言って曰く、「人の神霊写真は見たことあるが、自分が写っている写真に、それも俺の顔の横に毛むくじゃらの足が出てやがる・・・ 気持ち悪いぜ! どうして俺の隣なんだ?」

商家に着いて、裏口に回ろうとしたところで、店の手代に呼び止められた。

手代曰く、「神北さん、お店の方に手紙が届いております。 取りに来て下さい!」

神北曰く、「ああ、ありがとう! すぐに取りに行くよ。」

手紙を受け取った神北は、差出人を見て曰く、「妻からじゃないか! 何故手紙なんだ? いつもはメールで来るのにどうしたことだ。」

離れに入ると早速手紙の封筒を開けた。
一枚の写真だけがその中に入っていた。

神北独り言を言って曰く、「ゲェッ! なんじゃこりゃ!」

その写真には、あの子貢(しこう)とツーショットでピースまでして笑顔で写っている妻の姿があった。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことん

天意天風

0 件のコメント:

コメントを投稿