本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート311」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
総合講義を終えた神北(かんぺき)は、急いで会場を出て行った。
神北の向かった先は、昨日四人で飲んだ居酒屋「論民」である。
神北曰く、「まさか子路(しろ)が総合講義でばらすなんて・・・ まぁ、どうでもいいや~。」
居酒屋「論民」の店の前までやって来た。
玄関に「只今仕度中」の札がぶら下げてあった。
神北は、玄関の戸を開けて入っていった。
神北曰く、「こんにちは~!」
近くにいた店員曰く、「お客様、お店は只今仕込中です。 営業は午後の4時からです。」
神北曰く、「わかっているよ! 昨日、ここで飲んだ者です。 記念写真を頂きにきたんです! できていますか?」
店員曰く、「あっ、はい! ピッチャー一気飲みに見事成功された顔回(がんかい)さんのお連れの方ですね!」
神北曰く、「そうです!」
店員曰く、「少々お待ち下さい! 亭主を呼んでまいります。」
しばらくすると、亭主が茶封筒を持ってやって来た。
亭主曰く、「神北はん、毎度御ひいきにありがとさんでおます。」
神北曰く、「亭主! 写真はできておりますか?」
亭主曰く、「はい、皆様方、なかなかいいお顔で撮れていますよ!」
神北曰く、「そうですか! ちょっと見せてくれますか。」
亭主曰く、「はい、はいどうぞ。」
神北曰く、「亭主、昨日写真を撮った時に、ここに写っているこんな子供はいましたかね~?」
亭主曰く、「そうです! そのことなんですがね・・・ うちに、こんな子供はおりまへん! ここに毛むくじゃらなけったいな足、見えますか? それとここ見ておくんなはれ。」
神北曰く、「どこどこ?」
亭主曰く、「ここですがな。 ぼんやりして、はっきり写っておまへんが、もう一人女のお客さんの顔がありますな!」
神北曰く、「ゲェッ! 子路先輩の言っていたことは、本当だったんだ。」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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