2010年11月29日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート310

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート310」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「子貢(しこう)よ、お前の好みなぞ聞いてない。 どんな女性か、客観的な見解を言ってくれ!」

子貢曰く、「先生、どうしたんですか? 神北(かんぺき)の奥方に関心があるんですか?」

子曰く、「子貢、実のところ、お前は神北の奥方はどんな女性だろうと関心があったから会いに行ったんだろうが?」

子貢曰く、「ま~、はい、・・・そうです。」

子曰く、「それでどうなんだ?」

子貢曰く、「奥方は、見た目は、下ぶくれのおたふく顔で小太りの女性です。」

子曰く、「そうか、私好みだね! 当然のこと、写真は撮ってきたんだろうね!」

子貢曰く、「え~、はい。 先生は、ぽっちゃり系が好きなんですか?」

子曰く、「どちらかと言えばだ。」

子貢曰く、「私は、目鼻立ちがはっきりしたスレンダーな女性が好みです。」

子曰く、「子貢よ、お前の好みなんぞは聞いておらん! そんなことより、早く写真を見せなさい!」

子貢曰く、「はい、先生、デジタルカメラですから、ここから写真をおくって下さい。」

子曰く、「なんじゃこりゃ! ツーショットじゃないか。 しかも、お互いにピースなんかしちゃって・・・」

子貢曰く、「はい、記念に写真を撮りたいとお願いしましたら、心よく応じて頂けたものですから・・・」

子心の中で呟いて曰く、「子貢よ! 私は今、お前に嫉妬している。」

子貢曰く、「奥方と一度(ひとたび)対座して話をしてみると、かなりの弁才家で頭の回転の速い、才女でありました。」

子曰く、「いいね~、私の好みにピッタリだ! 奥方、なかなか可愛いじゃないか。 この笑顔がまたいいね~。 気に入った。」

子貢曰く、「先生、御言葉を返すようですが、先生の好みなど聞いておりません。」

子曰く、「おうおう、そうであったな・・・ 話を続けたまえ。」

子貢曰く、「衛の霊公が重い病にかかっており、今にも命が危ういとのことです。 父の祝鮀(しゅくだ)は、霊公が亡くなれば、衛は家督争いで国が乱れることを恐れて、その対処法を孔子先生に内密で相談したいとのことです。」

子曰く、「そうであったか。」

子貢曰く、「そんなこんなで、神北と祝歓迎は間違いなく同一人物です。」

子曰く、「子貢よ、御苦労であった。 早急に神北を呼んで話をしてみよう。 子貢も同席してくれたまえ!」

子貢曰く、「はい、わかりました。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

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