本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート309」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子貢(しこう)曰く、「神北(かんぺき)は、衛の内務大臣祝鮀(しゅくだ)の娘婿で同じ祝(しゅく)で、名は歓迎(かんげい)です。」
子曰く、「そうか! 衛の祝の娘婿であったのか。」
子貢曰く、「はい。」
子曰く、「子貢よ! 何故そんな大事なことをすぐ報告しないんだ。 私の携帯電話の番号は知っているだろうよ!」
子貢曰く、「はい、そうですが、先生がお忙しいと思いまして・・・」
子曰く、「メールでもいいじゃないか。 まあ、それはよい。 ・・・続けてくれたまえ。」
子貢曰く、「はい、祝歓迎の自宅を突き止めて、神北と同一人物かどうか、祝の御内儀に直接会って確かめた方が早いと思い、書状をしたため、手土産を持ってお供をしたてて乗り込んだんです。」
子曰く、「ほうほう、子貢よ、なかなかやるじゃないか! それから、それから・・・」
子貢曰く、「はい、最初は私の事を警戒されておりましたので、孔子の門弟の一人であることを包み隠さず誠実に話をしました。」
子曰く、「ほうほう、それで・・・ 神北の奥方と会って何を話したんだ。」
子貢曰く、「奥方の言われる事には、神北は義父から『弟子となって孔子塾に潜入せよ!』と命を受けたとのことです。 目的は、『孔子を祝鮀の政治顧問となるようつなぎをつけよ!』 また『弟子の中でこれはという逸材を見出し、仕官させるべく渡りをつけよ』等々でありました。」
子曰く、「そうか、私の推理通りだな! それで奥方はどんな女性だ?」
子貢曰く、「どんな女性と言われましても、私の好みではありません。」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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