本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート313」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
神北(かんぺき)は、写真を見て、その時は動揺したものの、真相がわからないので、妻に電話をかけてみることにした。
「・・・ただ今電話に出ることが出来ません。 もう一度おかけ直しください。 プープー」
妻は電話に出なかった。
神北ちょっとイライラして曰く、「おい、有閑マダムさん、旦那様の電話に出なさいよ!」
神北こと祝歓迎(しゅくかんげい)は、気を取り直してメールすることにした。
メール文「ママお元気ですか? 出張中のあなたを愛しているダーリンです。 今日、郵便が届きました。 写真一枚入っているだけでしたが、これは何でしょうか? お暇らな、私の携帯にすぐお電話下さい! お待ちしております。」
神北ため息をついて曰く、「祝鮀(しゅくだ)の娘婿というだけで、何で俺が女房に気をつかわなきゃならないんだ! ああ~、やだやだ。」
しばらく電話を待っていたが妻からの返事は無かった。
そこへいきなり、子路(しろ)からの電話が入った。
神北は、子路からの電話を受けた。
子路曰く、「神北ちゃん元気! 昨日は遅くまで付き合ってもらってありがとさんよ!」
神北曰く、「いえ、こちらこそ、昨日は先輩と回さん、子貢さんと四人で思いがけなく一緒に飲むことが出来て楽しかったです。」
子路曰く、「おう、そうか! 今日は講義中に呼び出して悪かったな! 今日のことは、今朝からのなりゆきで、暴露してしまうことになっちまった。 神北、許してくれよ!」
神北曰く、「私も先輩の突然の発言に動揺しましたよ! でも、いつまでも隠しておくわけにはいきませんから、結果的には良かったんじゃないでしょうか。」
子路曰く、「おう、そうか! 神北ちゃんがそう言ってくれるなら嬉しいぜ!」
神北曰く、「先輩、それで私に何か用件があっての電話じゃないですか?」
子路曰く、「そうだ! そうだ! 実は先ほど俺の所に先生から電話があってな、『神北の携帯番号を教えてくれ!』と言うから、『本人に断ってからじゃないと教えられない。』と言ったんだ。 それで電話したんだ。」
神北曰く、「そうですか。」
子路曰く、「神北ちゃん! 先生に電話番号を教えてもかまわないか?」
神北曰く、「はい、別にかまいませんが・・・ どうして先生が私の電話番号を聞いてきたのですか? 先輩、理由を知っていたら教えて下さいよ!」
子路曰く、「俺は何も聞いていないから知らない! 先生から電話があったら直接話をしたらいい。 ではな・・・ ピッ」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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