2010年11月18日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート299

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート299」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)続けて曰く、「会場の諸君! 子貢(しこう)はこう答えたんだ。 『私なんかとても彼とは比べものになりません。 彼は一を聴いて十を知りますが、私は二まで知るのがせいぜいです。』と答えたんだ。 子貢、そう答えたんだよな!」

子貢曰く、「はい、そう答えました。 先輩、ここは裁判所で私は被告人ですか?」

子路曰く、「そうだ! 被告人子貢君、俺はここでは寮長じゃないぞ。 検事長だ!」

子貢曰く、「無言!」

子路曰く、「子貢、返事はどうした。 口がきけなくなったのか?」

子貢曰く、「無言!」

子路曰く、「黙秘権かよ! 小利口なやつは嫌だね! おい、子貢、自分には嘘はつけないぞ!」

子貢曰く、「無言!」

子路続けて曰く、「そうだ、会場の俺の話を聞いている神北(かんぺき)! 隠れてないで、俺の前に出てこいや!」

神北ドキッとしてつぶやいて曰く、「いいかげんにしろや! 俺が何で隠れにゃいかんのだ!」

子路続けて曰く、「神北! 手を上げて返事をしろ!」

神北手を上げて曰く、「はい、子路大先輩! 神北はここにいます!」

子路続けて曰く、「小股の切れ上がったいい男! 早くこっちに出て来いよ!」

神北、会場の注目を浴びながら、演壇の手前に来て、孔子先生、顔回に一礼して、子路の所に向かった。

子路続けて曰く、「会場の諸君! こいつが神北です! とても気が利くいい奴です。 俺の弟分だ。 可愛がってやってね!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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