本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート285」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「『一を訊いて一を知る』 先生でもその実践となると道半ばなんですか!ふ~ん・・・ それでは、俺は先生と同類ということですよね!」
子曰く、「そうだ、子路も私もその途中の道にある者だよ!」
子路曰く、「そうなんですか・・・知りませんでした。 先生も俺も一緒なんだ。」
子曰く、「そうだ、一緒なんだよ。 お互いに類友なんだぞ!」
子路曰く、「類友ですか・・・ 先生が『お互いに年をとったな!』と言われたんで、昔から、『同類相(あい)憐(あわ)れむ!』と言うじゃないですか、おいぼれ同志の同類かと勘違いしちゃいましてね! そういうことなら、合点がいきました。」
子曰く、「子路よ、それを言うなら『同病相憐れむ』だろ。 まあ、よい。 私達は次の時代をリードする若者たちに受け渡していく義務があるんだよ。 その義務を果たすために、子路よ、類友だからこそ、子路に力を貸して欲しい!」
子路曰く、「そういうことなら任しておいて下さいよ! 馬を何頭用意したらいいんですか?」
子曰く、「それは馬力じゃないか! 馬の力はいらん! 子路の力が必要なんだ。」
子路曰く、「はい、いくらでもお貸いたします! 利息はいりませんから。」
子曰く、「それでは、子路は快く承知してくれるんだな!」
子路曰く、「はい! 先生の御力になれるんなら、合点、合点承知之助です。」
子曰く、「今日の午後から神農廟大ホールで、塾生総合の講義がある。 その講義の前に顔回(がんかい)を跡目にすることを発表させてもらうが、子路も演壇の上で同席してもらいたい!」
子路曰く、「へぇ~、もうそんな段取りになっていたんですか。 ・・・それで急いでいた訳だ。」
子曰く、「子路、よろしく頼む!」
子路曰く、「はい、この子路様にお任せ下さい!」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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