2010年10月31日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート281

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート281」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、無言!

子路(しろ)曰く、「それで先生は、俺にわざわざ川の話をしたくてドアをこじ開けてまでおしかけて来たんですか?」

子曰く、「子路よ! もう少し察しを良くしたらどうなんだ。」

子路曰く、「何を察しろと言うんですか?」

子曰く、「私は、子路に、この景色を見て、『時の流れは早いものだ。 子路も私もお互いに年をとったな!』とこう言っているんだよ!」

子路曰く、「先生、『お互い年とったな!』そんなわかりきった話をするために俺の口に水を流し込んだんですか? 俺に言いたいことがあればはっきり言って下さい!」

子曰く、「子路よ、以前は毎晩のように、我が理想と仰ぐ魯の始祖の周公様の夢を見たものだが、この頃はとんと見なくなってしまったよ。 これも老化現象なのだろうかねぇ。」

子曰く、「甚だしいかな、吾が衰(おとろ)えたるや。 久しいかな、吾れ復(ま)た夢に周公を見ず」。

子路曰く、「先生! そりゃー年をとって、一つずつ若くなっていくなら、結構なことですよ。 そんな訳にゃいきませんよ。 70近くにもなりゃ、あっちこっち頭や体に故障がでても不思議じゃありませんぜ。 俺は右肩が四十肩で、左が五十肩で、合わせて九十肩で、首から肩がコッチコッチに固まって、なかなかとれませんぜ。 夢に周公が出てこないくらいで、気の弱いこと言わないで下さいよ!」

子曰く、「子路よ、お前は昔から変わらないな!」

子路曰く、「そりゃそうですよ。 昔っから子路は子路ですよ! 変わってませんぜ!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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