2010年10月26日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート276

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート276』だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

下男は、ドアの隙間にバールを差し込んだ。

下男曰く、「旦那様、こじ開けますが、本当によろしいですね!」

子曰く、「くどいぞ!」

下男は力いっぱいドアをこじ開けた。

下男曰く、「旦那様、開きました!」

子曰く、「御苦労! では、入るぞ!」

子路の部屋に入って、孔子は思わず臭くて鼻を押さえた。

下男曰く、「これはひどい! 『男やもめにうじがわく』とは昔の人は上手いこと言いますね!」

子曰く、「感心している場合じゃない! 早く窓を開けなさい! 臭くて息ができん。」

下男曰く、「先生、窓を開けました!」

子曰く、「こんなに狭い部屋なのに、子路(しろ)はどこにいる!」

下男曰く、「先生、この押入れの中じゃないですか?」

子曰く、「さっさと開けなさい!」

下男は押入れを開けた。
そこには酒に酔い潰れて大いびきをかいている子路が寝ていた。

下男曰く、「子路様!起きて下さい! 先生が来てますよ! 子路様!起きて下さい!」

子曰く、「子路、起きろ! 喝ッ!」

孔子は、子路の頬を軽く叩いた。

子路寝ぼけて曰く、「俺様が『“こ”の一番』だぞ! 先生~、いのち~。」

子曰く、「子路、起きろ! 目を覚ませ!」

子路目を開けて曰く、「あっ先生! これはこれはお久しぶりです! 先生、ここはどこですか? ふにゃふにゃ・・・」

子曰く、「子路の部屋だ! 起きろ!」

子路曰く、「もう少し寝かせて下さいよ。 もう少し・・・ ガァー ガァー ガァー」

下男に向かって子曰く、「バケツに水をくんで来てくれ!」

下男曰く、「どうされるんですか?」

子曰く、「いいから、早くしなさい!」

下男曰く、「はい、すぐに!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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