2010年10月27日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート277

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート277』だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

下男曰く、「旦那様、水を汲んできました!」

子曰く、「子路(しろ)の顔に目がけて水を浴(あ)びせなさい!」

下男曰く、「えっ! 私がやるのですか? 旦那様、それはご勘弁を!」

子曰く、「さっさとやりなさい! 後の責任は私がとります。」

下男曰く、「旦那様、後の責任をとっていただけるのなら、先に責任をとってください!」

子曰く、「上手いこと言うね! おぬし、できるな! 下男にしておくにはもったいない。 塾生にならんか?」

下男曰く、「私は先生のお世話で十分でございます。 御遠慮します。」

子曰く、「君子とはいかんまでも、それなりになるのにおしいことだ。」

下男曰く、「旦那様、私は恐ろしくて出来ません。 子路様を怒らせると大変なことになります。 何をされるかわかりません。 お~、恐ろしや、恐ろしや。 くわばら、くわばら!」

子曰く、「この臆病者! バケツを貸しなさい! 老骨に鞭うって私がやるわ!」

孔子先生は、近くにあった「孫の手」を腰に差し込んで、バケツを持って子路の口にゆっくりと流し込んだ。
最後の水を流すと、子路は咳こむように「ゴホ ゴホ ゴホ」と水を吐き出した。

孔子先生は、すかさず、腰に差していた「孫の手」をとって、子路の耳元でバケツを叩いた。

子曰く、「子路、起きろ! (ガンガン ガン)  子路、起きろ! (ガン ガン ガン)   子路、起きろ!」

これには寝起きの悪い子路もたまらなかった。

子路曰く、「ゴホ ゴホ ゴホ どこのどいつだ、俺の寝込みを襲うとは! ふていやつだ。 首根っこへし折ってくれるわ。」と飛び起きた。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

0 件のコメント:

コメントを投稿