本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート275』だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
孔子先生は、下男が呼びに来るまで、腕を組み目を閉じたまま椅子に座っていた。
下男曰く、「旦那様、寮母さんに連絡がつきました。 バールは寮にあるので用意しておきますとのことです。」
子曰く、「そうか、では行くぞ!」
下男曰く、「はい。」
場所は変わって、孔子寮の玄関である。
玄関に寮母がバールを持って待っていた。
寮母は、下男にバールを渡して曰く、「先生様、子路(しろ)様は何かやらかしたんですか?」
子曰く、「寮母さん、おはよう。 お元気かな?」
寮母曰く、「はい、お陰様で、元気で暮らしております。」
子曰く、「それは何よりだ。 子路の部屋はどこかね?」
寮母曰く、「はい、3階の東南の角部屋です。 部屋番号は『この一番』です。」
子曰く、「ありがとう。 では、まいるぞ。」
下男曰く、「旦那様、この部屋です。」
子曰く、「酒臭いな! ドアを壊す前に、もう一度ドアを叩いて起こしなさい!」
下男曰く、「はい、旦那様。 (ダン! ダン! ダン! ダン!) 子路様! (ダン! ダン! ダン! ダン!) 子路様! 起きて下さい。 先生がおこしです。 (ダン! ダン! ダン!ダン!) 子路様! 先生がおこしです。 起きて下さい。 (ダン!ダン! ダン! ダン!)」
「この一番」の部屋からは無言であった。
子曰く、「この扉をこじ開けなさい!」
下男曰く、「先生、本当にやるんですか?」
子曰く、「問答無用!」
下男曰く、「はい、やります。」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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