2010年10月24日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート274

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート274』だ。

諸君、居酒屋「論民」で深夜まで飲んでいた子路(しろ)、顔回(がんかい)、子貢(しこう)、神北(かんぺき)の4人が帰宅したその日の朝の孔子先生の書院の間から始まる。

孔子先生は、午後から神農廟大ホールで塾生総合の講義がある。
そのためいつもより2時間ほど早めに起きられていた。
孔子寮にいながら、ここのところ顔を出さない子路を慮(おもんばか)って、下男にいいつけてここに来るように申しつけた。
孔子先生は、年の開きのない古参の子路を内心では非常に頼りにしていた。
孔子先生は自分の亡き後は顔回に跡目を継がせたいと考えていたが、そのために子路の力が必要不可欠である。
子路とじっくりと話し合って協力を仰ぎたかったのである。

下男が孔子寮へ行って戻って来て曰く、「旦那様、子路様の部屋へ行ってきましたが、鍵がかかっていて入れませんでした。 ドアを叩いて大声で呼びましたが、起きてきません。 いかがいたしましょうか?」

子曰く、「子路は、部屋の中にいるのか?」

下男曰く、「はい、辺(あた)りがとにかくお酒の匂いで、臭くてたまりませんでした。」

子曰く、「マスターキーで開ければよいではないか。」

下男曰く、「そのように思いまして、寮母にマスターキーを出すように言いましたが、寮長の子路様がマスターキーを持って行かれて、他の部屋にも入れなくて困っていると言っていました。」

子曰く、「どうしょうもない奴だ! 私が直接叩き起こしに行こう! ドアごとこじ開けるからバールを持って、私について来なさい。」

下男曰く、「旦那様、ドアを壊してもよろしいのですか?」

子曰く、「かまわん! 修理代は子路に請求しなさい!」

下男曰く、「はい、すぐに御用意します。」

子曰く、「用意できたら呼んでおくれ。」

下男曰く、「はい、お呼びいたします。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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