本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート272』だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子貢(しこう)曰く、「唐変木(とうへんぼく)、お前の働きで、意外に早く片付いたぞ! 明朝、魯に戻るぞ! 帰り仕度の準備をしておきなさい。」
従者曰く、「旦那様、もう帰っちゃうんですか?」
子貢曰く、「お前、女房子供のところへ早く帰りたくないのか。」
従者曰く、「いいえ、それはないですけどね・・・ せっかく旦那様も実家に来られたのですから、温泉にでもつかってもう少しのんびりして帰りましょうよ。」
子貢曰く、「お前、まだ飲み足らないのか?」
従者曰く、「えへへへへ・・・そうなんです。」
子貢曰く、「だめだ! 明朝かえるぞ。 いいな!」
従者曰く、「ヘェ~イ! かしこまりました。」
諸君、明朝、子貢と従者は無事、一路、魯に旅立ったのである。
諸君、子貢の弁舌が優れているのは有名な話であるが、師に対する尊敬の念慮と彼の誠実さはこんなところに表れている。
(Wikipediaより抜粋)
あるとき子貢が斉の景公に「あなたは誰を師となさっているのか」と聞かれたとき、子貢は「仲尼(孔子)が私の師です」と答えた。
しかし子貢は景公に「仲尼は賢いですか」と問われると即座に「賢いです」と答えたものの、「どのように賢いのですか」と問われると「存じません」と答えた。
景公はいぶかしんで「貴方は仲尼は賢いと言いながら、その賢さがどのようなものであるのかは知らないという。それでよろしいのですか」と聞いた。
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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