2010年10月16日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート266

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート266』だ。

諸君、昨日の引き続きであります。  

孔子の命を受けた子貢(しこう)は、神北に離れを貸していた商家の手代に賄(まいない)を渡して、神北の素性を聞いたが、はっきりしたことはわからなかった。
この商家は、衛と魯(ろ)の特産品の取引をしているため荷馬車が私兵に守られて互いの国を行き来をしていて、毎月、「1」の日と「15」の日に荷が出て、「10日」と「25日」に衛から荷が届くということだった。
その荷の中に、「差出人はわからないが、荷札に祝(しゅく)という文字が書かれた神北宛の物が入っていた。」ということまで聞き出すことができた。
たぶんその荷の中に、神北に命じた者の木の札に墨で書かれた手紙が入っていて、荷のやりとりをしながら、神北もなんらかの情報を送っていたと推論できる。

子貢は、急いで従者に旅支度をさせ、即日、衛(えい)に旅立った。
そして、子貢はことのほか喜び勇んで出掛けた。
なぜなら、衛は子貢の生まれ故郷の国で、実家に立ち寄ろうと思っていたからである。

参考までに、衛の国は、中国周代の諸侯国の一つである。
武王の弟、康叔(こうしゅく)を祖とし、朝歌現河南省内に都があった。
紀元前209年、秦(しん)に滅ぼされた。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

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