2010年10月15日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート265

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート265』だ。

諸君、昨日の引き続きであります。  

子曰く、「確かに! 私の言った言葉だ。 回よ! 私を評して、生来の忠恕(ちゅうじょ)の教育者とは的を射ているかもしれないね!」

顔回(がんかい)曰く、「はなはだ失礼ながら、もう一つ言わせて頂くなら、先生は、忠恕の心の思想家でもあります。」

子曰く、「回の評だ。 ありがたく受け取るとするよ! 自己の内にある良心を偽らぬこと忠の心と他者への思いやりの心、つまり恕(じょ)の心とが人倫の根本であり、万古不易(ばんこふえき)の人間の真理でもあるからね。 私はそう確信している。」

顔回曰く、「私はそうした先生のもとで、人生真理を学べることを衷心(ちゅうしん)よりありがたく日々感謝しております。」

子曰く、「人間の心の奥底には、本当に神聖な種火が存在する。 この火の明かりは、心の中を照らす聖火の松明(たいまつ)である。 この神聖な良心の炎を消してしまうと、暗夜の中をさまよってしまうことになる。 真我の中にこの火がある。 内在する神性の火とも、霊性の火とも、仏性の火とも言うんだ。 この種火は、万物の霊長たる人間には、生まれながらにして備わっている火なんだ。 この火が良心の元をなしているんだよ! 私はそう確信している。」

顔回曰く、「はい!」

子曰く、「回よ! 自らの聖火の松明を決して手放してはならない。 その灯を消してはならない。 その灯とともに人生の道を歩(あゆ)んで行きなさい!」

顔回曰く、「御教授ありがとうございます。」

子曰く、「間もなく宰我(さいが)も来るであろう。 近いうちに子路(しろ)ともじっくり話をするつもりだ。 私も結婚式に行く仕度もある。 回よ、頼りにしているぞ。 宜しく頼む!」

顔回曰く、「はい、先生御安心下さい。 では先生、これで失礼します。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

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