本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート254』だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子貢(しこう)曰く、「先生の内在の神との対話ですね!」
子曰く、「そうだね! 真我と自我との対話と言ってよいだろう。」
子貢曰く、「それで魂からの返答は何と?」
子曰く、「真我からの返答は、『あそこには道の教えを必要としている若者たちがあなたの帰りを今か今かと待っている。 あふれる向上意欲をもてあましているあなたの弟子となる若者たちが待っている! 魯にすぐ帰れ。』と私に語りかけてくれたんだ。」
子貢曰く、「そうでしたか。」
子曰く、「子貢よ、私は私の心の中で真我と対話し、その対話を通じて真我の中にこの世の全てのものを正しく理解し得る偉大なる『光り』なるものが宿り居ることを厳かに感じている。 この『光り』こそは、唯一(ただひと)つの絶対たる宇宙根本主体(天)が我が霊魂の中に与え給いし慈悲の一雫(ひとしずく)である。 またこの『光り』こそは、我が命と宇宙根本主体とを確実に結びつくるくろがねの鎖である。 と同時に更に真理の扉を開く秘密の符牒を知る金鍵(きんけん)なんだ。」
子貢曰く、「先生が言われる『魂の中の“光り”は、真理の扉を開く秘密の符牒を知る金鍵(きんけん) 』とはどういうことなんですか?」
子曰く、「子貢よ、この『光り』が我が心の中に燦然として輝くと、尊しや宇宙根本主体は、世の人の言う『神の啓示』なるものを与えてくれる。 そして無限の力を以って、迷いに眩(くら)む私の心の眼(まなこ)を正しく開かせてくれるんだ。」
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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