本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート242』だ。
諸君、昨日のひきつづきであります。
子貢(しこう) 曰く、「回(かい)さん! 我々門弟は先生の人徳や考え方、生き方、または学問に関する造詣の深さに感嘆し、心から尊敬し、頭(こうべ)を垂(た)れ謙虚にそれに倣(なら)おうとしています。 先生をお慕いする気持ちは私とても同じですよ。 『良師は以(も)ってすべからく宝となすべし。 良友は以ってすべからく鑑(かがみ)と為すべし』ですよね。 不肖子貢は、自己を完全に啓発し、自己を真実に向上させて人の世のために真に役立つという仁者・真人となろうためには、ひたすらこうした心がけで何でも善いことを貪欲に模倣することに努めようと決めています。」
顔回(がんかい)曰く、「子貢君、君なりに頑張って下さい! 回は後輩として『“こ”の一番』の札を子路先輩にお返しします。 下足を取り出して『“い”の一番』の札の下足と入れ替えますので、その札をあずけて下さい。 すぐ入れ替えてまいります。」
子路(しろ)曰く、「回や、『“こ”の一番』はお前に譲ることにするぜ。」
顔回曰く、「私はそうそうここに来ることはありませんからいりません。」
子貢曰く、「バカバカしいやり取りはいいかげんにして、さっさと記念撮影して帰りましょう。」
子路『“こ”の一番』の札を見つめながらつぶやいて曰く、「回に『“こ”の一番』を『譲る』と言うのに『いらん』と言いやがる。 こだわっていたのがアホらしくなったぜ‼ さっさと帰って寝るとするか。」
四人は履き物をはいて、みな1Fへと下りて行った。
この続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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