2010年9月3日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート223

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート223」だ。

昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「世にも不思議な物語ですねぇ~。」

子路(しろ)曰く、「物語じゃねえやい! 俺にとってはノンフィクションだ。 人は本当らしい嘘は信じるが、嘘らしい本当は信じねえものだ。 オレオレ詐欺にはひっかかるが、当の正真の本人のほうが親の所へ電話をかけたら、『あなたが何方(どなた)か知りませんが、息子の声色を真似るの上手ねぇ!!  オレオレ詐欺なんか仕事にしないで、その才能を活かして俳優になるか、他の真っ当な仕事に付きなさい!』なんて逆に説教たれられるようなもんだ。」

顔回(がんかい)曰く、「わかるようでわかりにくい、屁理屈のような話ですね。 まぁ、それだけ人身の心が、疑心暗鬼(ぎしんあんき)になっていると言うことですかね。 ではその先をお願いします。」

子路曰く、「林間学校に来ている間、校庭のすみっこで飯ごうでご飯を炊いて、大なべでお決まりのカレーを作ったりして食べた。 最後の晩は、皆で歌ったり踊ったり、これもお決まりのキャンプファイアで盛り上がったなぁ。 そして帰る日になって、校舎の前の二宮尊徳翁の前で、記念撮影をすることになり、俺は小6の割に大人顔負けの体であったので、向かって左の(二宮)金次郎側の後ろの位置になった。 その時、道案内してくれたおじさんも来ていて、記念撮影に加わってくれることになったんだが、そのおじさんの顔をその時よくよく見ると、額(ひたい)の真中に大判の絆創膏を貼っていたんだ。 『どこかで見た見覚えのある顔だなぁ』と思ったが、なかなか思い出せない。 すると案内人のおじさんはニッコリ笑って俺の耳元でおかしなことを言うんだ。 『子路君、君、親父グモに会ったでしょう! 君に投げつけられた懐中電灯で額が切れて、三日月の傷が残っちゃったんだよね! “天下御免の向こう傷” だ。』と言いながら絆創膏をはがしたんだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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