2010年9月2日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート222

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート222」だ。

昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「村長さんと助役さんの働きで校舎は村営の歴史記念館として残ることになって、『めでたし、めでたし』と一件落着になった。 しかし、俺は人質になった玄徳(げんとく)や友達や引率の先生に聞いたんだが、誰もが『人質になった覚えがない』と口を揃えて言うんだ。 トイレに行った俺と甥陽明(おいようめい)がいつまでたっても帰ってこないんで、引率の先生と案内人のおじさんと一緒に校舎の周りを探しに行ったが見つからず、『単独行動をするいつもの腕白大将の子路のことだから、陽明とここら辺の山を冒険に行っているんだろう。 腹がへったら必ず帰ってくるだろうから』とそれ以上探しはしなかったんだ。 友達も気にも留めずに歌を歌ったり、ゲームしたりと楽しく過ごしていたそうだ。 親父グモの糸にぐるぐる巻きにされた玄徳ちゃんだが、本人は『親父グモなんかいっぺんも見てはいない。』と言うんだ。 ではあの俺が見た蜘蛛の糸に巻かれた玄徳の姿は何だったんだろうか? 唯一、さゆりや親父グモの話ができたのは陽明だけだった。 陽明は気絶したままだったが、意識が戻ってみるとガランとした教室にいた。 『目が覚めた後、不思議な夢を見たとほっぺたをつねってみると痛かったが、何かリアルな夢で、きつねにつままれた不思議な感覚だ。』と言っていた。 『ただ子路ちゃんがいないので心配していたんだ。』と言うんだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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