本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート221」だ。
昨日の引き続きであります。
子貢(しこう)曰く、「先輩、お話の腰を折るようですいませんが、さゆりちゃんは精霊でこの世のものじゃないですよね。 火をつけて校舎と共に死ぬことができるのですか?」
子路(しろ)曰く、「さゆりも切羽詰まっていたから、気持ちが空回りして思わず言ってしまったんだろうよ!」
顔回(がんかい)曰く、「 “さゆり” と気安く呼び捨てに出来る関係って、なんかいいですね! その先の話をお願いします。」
子路曰く、「村長はしばらく沈黙していたが・・・」
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村長曰く、『人命には代えられません! 私が全ての責任を持ちます。 この校舎を残すことに同意します。 引き換えに職員を開放して下さい!』
さゆり曰く、『村長さんは私達の要求に同意していただけました。 助役さんはどうしますか?』
助役曰く、『私も人命には代えられません! 同意します。』
さゆり曰く、『では、お二人ともこの誓約書にサインして下さい! 言っときますがこの誓約を守らないと・・・』
村長曰く、『この誓約を守らないと、どうなるんですか?』
子路曰く、『さゆり、どうするんだ。』
さゆり曰く、『この誓約は聖なる誓いです。 この誓いを守らない時は、毎日化けてお仕置きするからね!』
村長曰く、『さゆりちゃんなら可愛いから化けて出てもかまいませんが、それとこれは別のことです。 私とさゆりさんのお互いの信義の問題です。 (誓約書にサインをして・・・)これでどうですか?』
さゆり曰く、『では、職員さんを解放することを誓約します。 私のサイン入りの誓約書を渡します。 ただし、子路ちゃんが林間学校にいる間は子路ちゃん達をお預かりするかたちになります。 決して人質ではなく、お客様として接待しますからご安心下さい!』
村長曰く、『わかりました。 その間に村民も含めて事情説明します!』
さゆり曰く、『では、これで手打ちで決まりですね!』
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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