本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート215」だ。
昨日の引き続きであります。
村長曰く、『では子路(しろ)君、私から一つ提案があるがいいかね!』
子路曰く、『はい、なんでしょうか。』
村長曰く、『私と助役で学校童(わらし)と話し合ってみたいのだが、どうだろうか?』
子路曰く、『そうしていただけると私も大人の使いじゃないので助かります。 さゆりとの約束が果たせます。 ぜひお願いします。』
村長曰く、『では、決まりだ。 ああ、そうだ君に私の心をその “真実の鏡” で写してみてはくれまいか。 私とて人として清い心、正しい心、尊い心、強い心、明るい心、朗らかな心でありたいと自己を陶冶(とうや)しているんです。 だが今の政治を取り巻く環境は困難を極めていて人の倫理に反していても決議されればやらねばならんのですよ! 私は子供の頃より政治家を志してきたが多数代表制で決議されたものをそうやすやすと変更するのもまた多大な困難が生ずるんだ。 少年の君に理解して欲しいと言い訳するのもおかしな話だが、嘘をつきたくないのですよ。』
子路曰く、『はい、村長さんや助役さんの立場もわかるような気がします。』
村長曰く、『では、只今の私の心を写してくれたまえ。 私は私のやれるできるだけのことをしたい! ましてや人の命がかかっている以上、何をおいてもその命を最優先で考えるのが人の道であり、政治家としての務めである。 正しい道を選択しているのか? 私に何ができるのか? 子路君、そのところを “真実の鏡” で見極めて欲しい!』
子路曰く、『わかりました。 では、早速始めます。 “鏡よ! 鏡よ! 鏡さん! 村長さんの誠の心を写して下さいな!”』
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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