2010年8月21日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート210

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート210」だ。

諸君、ここで鏡の話が出てきましたな。
余談になるが、鏡と言えば生前に鏡の前に向き合って、潜在意識領域に刻み込むために、顕在意識より気を込めて真剣に命令暗示法を日々実践していた。
その要領は、鏡に映る自己の顔面に対し、自己の欲する積極精神状態を命令的言語を用いて、例えば「信念が強くなる!」というような言葉を、真剣な気分で発声するんです。
発声は特に大声である必要はなく、自分の耳に聞こえる程度でよい。
必要なのは、一回一事項に限ることと、命令したことが確実に自己の精神に具体化するまで、同一命令をその度ごとに続行することであります。

昨日の引き続きであります。

職員:『子路(しろ)君、君は俺に何を言いたいんだ! 人の弱みに付け込んで、俺の秘密を言いふらそうとでも言うのか?』

路:『おじさん、おじさんの秘密なんか俺にとっては関心無いよ、どうでもいいんだよ。 それより、おじさんの力を借りたいんだよ!』

職員:『どうやら子路君は嘘を言ってないことは認める。 しかし俺は一介の宮仕(みやづか)えの身だ。 力は無いよ。』
 
路:『そんなことないよ! 村長に話をさせて下さい! それだけでいいんだ。』

職員:『わかったよ! 子供ながら子路君の友達を思う気持ちに免じて会わせることにしよう!』

路:『本当に村長に会わせてくれるのかい?』

職員:『おれも男だ! 会わせると言った以上、嘘は言わん! こう見えても俺は秘書課長だぞ!』

路:『おじさん、偉い人だったんだね。 見直したよ。』

職員:『見直したはないだろう!』

路:『でもおじさん、本当にありがとう!』
 
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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