本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート209」だ。
昨日の引き続きであります。
職員:『子路(しろ)君、大人をからかうもんじゃないぞ! 自分の置かれた立場をよく考えるんだな! 嘘をつけば、村長には会わせてやれないな!』
路:『嘘じゃない、これだよ!』
職員:『なんだ手鏡じゃないか! それが何だと言うんだ!』
路:『おじさん、これは “真実の鏡” と言って、人の心を写すんだよ!』
職員:『ほお、そうかい! じゃあ、俺の心も写すんだな!』
路:『そうだよ。 まる見えだね!』
職員:『それは恐いね! 俺も叩けばほこりが出るからな! 子路君、すぐわかる簡単なところから試させてもらうよ! 間違えれば嘘と言うことで村長には会えない。 いいね!』
路:『もちろん。 異存は無いよ。』
職員:『大した自信だな! では、俺は昼飯に何を食べたか当ててごらん。』
路:『じゃあ、はじめるよ! “鏡よ、鏡よ、鏡さん! おじさんの心を写して下さいな! 今日のおじさんの昼飯は何を食べたか?” えーっと、ラーメン屋さんが写っている。 お店の名前は “餃子の王様” だ。 えーと、メニューは、ラーメン、ギョーザと半ライスのB定食だ! おじさん、この鏡にはっきり写っているよ!』
職員:『正解! やるな。 だがそれだけでは信用できんな! ではA定食は何だ?』
路:『チャーハン、ギョーザにスープとザーサイがついてるね。』
職員:『正解! やるな。 だがそれだけでは信用できんな!』
路:『おじさん! おじさんを脅す訳じゃないけど、おじさんの秘密にしてることわかっちゃった。』
職員:『なんだこのガキ! おれを脅迫するのか?』
路:『おじさん! 俺は村長さんに話を聞いてもらって、一刻も早く仲間を助け出したいんだ。 それと “さゆり” との約束を守りたいんだ。 ただそれだけだよ!』
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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