2010年8月19日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート208

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート208」だ。

諸君、子路(しろ)少年は私の言うところの『積極的精神』が子供ながら出来ているんですな。
仲間の命を救おうとの一途な誠の心が、つまり『誠心誠意』が人を動かすんことになるんですよ。
どんな時にでも本心良心に悖(もと)った言葉や行ないは断然しないことです。
本心良心に悖った言葉や行ないというものは、それ自体がすでに消極的なんです。
積極的じゃないであります。
というのは、本心良心に悖ると、やましい観念のために心の力は常に委縮(いしゅく)してしまうんです。
これも昔のことわざにはっきりとうたわれていますね。

「自ら省(かえり)みて直(なお)くんば、千万人といえど我れ往(い)かん」と。

この言葉こそ、本心良心の発動した結果現象の尊さを形容している言葉なんです。
本心良心の発動した場合における言葉や行ないというものには、一点のやましいことがないから、どんな場合でも恐れることはないという意味です。

昨日の引き続きであります。

職員:『子路君、もし君の言う通りであるとすれば、主謀犯である女の子は学校童(わらし)で学校を守護する精霊であるとか? そんな精霊が子供たちを捕まえて何故こんな残忍非道なことをするんだ! これには納得がいかんね!』

路:『俺、面白い物もってんだ。』

職員:『おいおい、話をはぐらかすな! その面白い物って何だ?』
 
路:『人の本音やたてまえ、嘘か誠か、何を思っているかわかっちまう不思議なものなんだ。 おじさん、興味ある?』

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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