本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート184」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子貢(しこう)曰く、「先輩、それで陽明ちゃんはどうなったんですか?」
子路(しろ)曰く、「俺の肩につかまってだが何とか立って歩けるようになったんだ。 『おい陽明、俺がリュックを取って来る間に何があったんだ?』 陽明が言うには『トイレの天井の柱の隙間に女の子がいたんだよ。 僕の方を見ながらこう言うんだ。 〝漏らしたの見ちゃった!“ 僕はすかさず〝君は女の子だろう! ここは男子トイレだよ。 女の子はここに入っちゃいけないんだぞ。”と言ってやったんだ。』」
顔回(がんかい)曰く、「それで・・・」
子路曰く、
「路:『おい陽明、俺も隣のトイレで見知らぬ女の子を見たよ!』
陽:『子路ちゃんも見たんですか?』
路:『見たよ! 陽明、それからどうなったんだ。』
陽:『漏らしたの内緒にしとくから何でもいいから歌を歌えと言うんだ。』
路:『それでお前歌ったのか?』
陽:『うん』
路:『何歌ったんだ?』
陽:『それで坂本九ちゃんの“幸せなら手をたたこう”を歌ってあげたんだ。』
路:『お前、トイレの中でよく歌えたな! えらいよ。 それからどうした?』
陽:『歌い終わる前に女の子が怒りだしたんだ。』
路:『何で怒ったんだ?』
陽:『子路ちゃん、知らないよ! 僕に“幸せって何?”と聞くんだよ。 それも壊れたレコードみたいに何度も同じ言葉を繰り返すんだ。 僕は恐くなって、逃げ出そうと思ったんだけどロックがはずせないんだ。』
路:『それでおまえどうしたんだよ。』」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
0 件のコメント:
コメントを投稿