本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート150」だ。
諸君、昨日の引き続きです。
子路(しろ)曰く、「誰にも言うなよ! 実は俺、小学校6年生の夏休みに林間学校に行ったんだ。」
子貢(しこう)曰く、「それからどうしたんですか?」
顔回(がんかい)曰く、「話の腰を折るようですまないが、子貢君、神北(かんぺき)君を一人きりにさせておかないでここへ呼びましょうよ!」
子貢曰く、「そうですね。 子路先輩、神北君にここへ来てもらいますが差支えありませんよね?」
子路曰く、「ああ、神北にも口止めせにゃいかんからな!」
子貢曰く、「では、僕が呼んできます。 ちょっと待っていて下さい!」
子貢小部屋ののれんをくぐって隣に入っていった。
顔回曰く、「子路先輩、先ほどは力の入った御声援誠にありがとうございます。」
子路曰く、「欲がないと思っていた回がピッチャー一気飲みの大それた野望を抱いていたとは知らなかったぜ!」
顔回曰く、「先輩、回だって人間だもの。」
子路曰く、「お前、あいだみつおか?」
顔回曰く、「先輩が写真嫌いとは知りませんでしたよ。」
子路曰く、「俺は酒盗もきらいだ!」
顔回曰く、「それって鰹(かつお)の腸(わた)の塩辛(しおから)のことですね!」
子路曰く、「そうだ!」
顔回曰く、「この塩辛を肴(さかな)にするとますます酒がすすむというじゃないですか。」
子路曰く、「それだ。 それがいけねえんだ。 はなから『お酒がススム君』とか『酒進(しゅしん)』にすればいいものを、盗人じゃねえんだから盗人呼ばわりするとは気に入らん! 正々堂々と酒の友達で『酒達(さけだち)』にしろよ!」
顔回曰く、「先輩、今、正々堂々とおっしゃいましたか?」
子路曰く、「ああ」
顔回曰く、「では、正々堂々たる子路先輩に折り入ってお聞きしたいことがあるんですが、よろしいですか?」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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